つねにふりだし【 起立性調節障害と不登校 】

起立性調節障害から不登校になった娘との日常

ある日悪魔が囁いた「この薬(メルカゾール)さえのまなければ、また痩せられるんじゃないの?」

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前回に引き続き、バセドウ病のあれこれをお伝えしようと思います。バセドウ病の症状に痩せるというものがあります。食べているのに痩せるんですから、夢のようですね。今回はバセドウ病と体重について考えていきたいと思います。

 

実際に体重は落ちる

 

私がバセドウ病になって感じた唯一のメリットが、体重が落ちるということです。ダイエットをしていたこともありますが、多くの情報のとおり体重は落ちていきます。具体的には1年で12キロ痩せました。

 

バセドウ病で痩せるのは代謝異常が原因

 

代謝をはじめ、色々な機能が高ぶっているのがバセドウ病です。いつも走っているような状態が続くため、新陳代謝も上がり、エネルギーの消費が激しくなって痩せるのです。と同時に食欲も高まります。消費の方が勝っていると痩せますが、食欲が勝ってしまうと逆に太ってしまうそうです。私の場合、こっちの方だった…orz

 

痩せない場合もある

 

先程、12キロ痩せたとお伝えしましたが、病気がわかった時の私はそんなに痩せてはいませんでした。あれ?バセドウ病って痩せるんじゃないの?私は違うのか…と残念に思っていました。

 

服用が始まると、代謝は押さえられるのに食べる量は変わらず、結果としてさらに太ってしまいました。食べる量をコントロールしてからは、わりと痩せましたが、服用していてもしばらくは体はしんどく、落ち着きのない日々を過ごしていました。

 

数値と共に症状が落ち着いて、一旦は服薬しなくても良い状態になりました。ここから運動を開始したり、ダイエットに励みました。順調に体重が落ちたので、ダイエットが成功したのだと思っていましたが、どうやらバセドウ病が再発して痩せていたのだとわかりました。12キロ痩せたのはこの時の話です。

 

痩せるんだったら、治らなくてもいい?

 

痩せるだけだったら、その通りですが、私の場合、残念ながら他の症状は結構ツラかったのでそういう気にはなりませんでした。

 

バセドウ病は身体的なことはもちろん、精神的にも影響が出てきます。周りから見ただけではそのツラさは理解されづらいかもしれません。治療をしないと不正脈や心不全骨粗しょう症の危険性もあり、眼球突出などの症状が出る危険性もあります。

 

これらの危険性と、痩せることを天秤にかけるなんて、おバカさんだと思いますが、タイトルの一言が脳裏をかすめたことがあったのは事実です。

 

まとめ  バセドウ病は体重管理が難しい

 

結果として、体重だけ考えれば痩せるのは嬉しいことですが、不健康で痩せても魅力は減ってしまうでしょうね。バセドウ病は発症している間は痩せて服薬を始めると太るといったことを繰り返し、とにかく体重のコントロールが難しい病気だと知りました。きちんと治療して、健康的に体重をコントロールしましょう。「悪魔のささやきになど、決して耳を貸してはいけない」と薬を手に、今日も戦っています。ぐぬぬ

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