つねにふりだし【 起立性調節障害と不登校 】

起立性調節障害から不登校になった娘との日常

娘が不登校になった時に救われた一言 ①

毎週末の台風襲来に体調を崩してはいませんか?

我が家の起立性調節障害の娘は、低気圧に完全に制圧されダウンしております。

 

さて今日は、娘が学校へ行くことができなくなった時に受けたサポートで、親である私が嬉く思ったことを書いてみたいと思います。あくまで親の立場の意見ですが、こんな心遣いのできる人になりたいなあと思ったできごとです。

 

欠席の連絡がストレスに

 

娘の担任の先生は、ご自身も高校生の娘さんを持つ、とても明るい女性の先生でした。同年代ということもあり、私にとって親しみの持てる先生でしたし、娘との相性も良い方でした。

 

子供が学校を欠席する際には、学校へ連絡しなければなりませんよね。休み始めの頃は、毎日欠席の連絡をしていました。しかし1ヶ月を過ぎる頃には、この「欠席の連絡」が苦痛になっていました。

 

 なぜかというと、欠席の連絡をする時に必ず「すみません」と言っていたからです。自分では変えようのないことに対して「すみません」と毎日頭を下げて謝り続ける、という行為は、私のメンタルをジリジリと追い詰めていきました。

 

子供の欠席は親のせいではない

 

今でも時々、自分で自分を追いつめてしまい、子供にきつくあたってしまうことがあるのですが、どうやら

 

子供の欠席=私の力量不足

 

という式が私の中に根強くあり、娘が欠席すると私が責められているように感じられ、担任の先生や周りの人に申し訳ないと思っていました。

 

しかし、子供が学校に行かないのは親のせいばかりではありません。学校のシステムがその子にあわないだけかもしれませんし、感性が独特なのかもしれません。たまたまそうだったことの方が多いのではないでしょうか。

 

「欠席の連絡は、毎日でなくてもいいですよ」に救われた

 

そんな時、担任の先生が

 

「欠席の連絡を毎日するのはお母さんもお辛いでしょう?逆に登校できる時に、メールでお知らせくださったので構いませんよ。」

 

と言って、メールのアドレスを教えてくれました。この言葉は、「肩に背負っている荷物を下ろしていいよ」と言ってくれたように感じられ、涙が出るほど暖かい言葉でした。

 

学校を休むと勉強がわからなくなるのでは?友達がいなくなってしまうのではないか?と私が不安になり、欠席し続ける娘に「なんでなんだ?」と強くあたってしまうことがありました。

 

今思えば、「私の思いや状況」と「娘の思いや状況」を上手く切り離して考えることができず、混同してイライラしていたのだと思います。「勉強が遅れる」や「友達が離れていってしまう」といった不安はおそらく娘の方が強くあったのだと思います。とうの本人ですからあたりまえですよね。

 

しかし、「私の体は通常と変わらない」のに対して、「娘の体は自律神経の不調で動けない」という状況の違いを上手く理解することができず、「なんでしないの?」とイライラしていました。「しない」ではなく「できなかった」のではないかと思います。そんな状態の人に対して、「やんなさい!」といったところで、「よしやろう!」とは思いませんよね。

 

まとめ 間接的なサポートの仕方もある

 

何はともあれ、この「欠席の連絡をしなくていい」といった具体的なサポートによって私のストレスが少なくなったのは確かなことでした。

 

子供に対しての直接的なサポートではありませんが、「家族のストレスを少なくすることで、結果として子供に良い影響を与える」という方法もあるのだな、と感じたできごとでした。先生すごいぞ!

 

プライバシーポリシー