つねにふりだし【 起立性調節障害と不登校 】

起立性調節障害から不登校になった娘との日常

主婦が語る「集合写真はプロフォトグラファーの登竜門」説

こんばんはsabi-seijiです。

 

突然ですが、皆さんは写真を撮るのがお好きですか?

 

写真が趣味という方、写真がライフワークだという方、様々なジャンルのカメラ好きさんがいらっしゃるかと思います。

 

フォトグラファーに資格は必要いらない

 

ご存知かも知れませんが、フォトグラファーには国家試験的な資格がありません

 

プロかアマチュアかは、写真に対価が発生するかどうかという違いだけで、実際のところ趣味の延長でもプロフォトグラファーを名乗ることができちゃいます。

 

プロフォトグラファーは職業として写真を選んだ人のことを指しますが、対極にいるのが写真家と呼ばれる人たちです。写真家は画家などと同じ、アイデンティティーの媒体として写真を選んだ人たちのことだと私は思っています。

 

写真家の話はまた今度お伝えするとして、プロフォトグラファーを名乗るかどうかはその人次第ですが、私の中でのプロフォトグラファーのボーダーは「集合写真が1人で撮影でき、かつその写真を販売できるかどうか」だと考えています。

 

かなりの上から目線で申し訳ありませんが、私は未だひとりきりで集合写真を撮影することはできません。

 

その意味で私はプロフォトグラファーではないと言えます。だからこそ、集合写真が撮れるようになって初めて、プロフォトグラファーが名乗れるのだろうな、と思っています。

 

集合写真とは20名以上の人物を 状況に合わせて撮り分ける技術

 

ここで申し上げます集合写真とは、20名以上の人物を撮影状況に合わせて配置し、手持ちの機材で販売できるクオリティーを保ちつつ撮影することを指します。

 

写真を撮るのが好きな人には説明するまでもありませんが、手持ちの標準レンズが湾曲を起こさない程度にヒケを取り、カメラを被写体に対して並行にセットすることから集合写真の流れは始まります。

 

レンズの面が被写体に対して傾いていると画像の歪みやボケを起こす原因となってしまうため、水平器を駆使してシビアに調節していきます。

 

数センチ、カメラの場所が変わるだけでプリントに反映されてしまうため、気が抜けません。

 

室内か屋外かによってISO感度シャッタースピードを調整しなければなりませんし、ストロボを使うべきかどうかの判断も必要になるでしょう。

 

また、ストロボを使う際、直当がいいのかバウンスがいいのかを考え、「外部ストロボの暴走により画像が真っ白になる」といった事故も笑顔でかわしつつ、適切な設定に変更しなくてはなりません。

 

被写界深度を心配しながら、絞りを設定し、仕上がりのプリントサイズを想定しながら周りの障害物を移動させ、被写体のお顔が被らないよう、ひとりひとり配置調整をして服装を整える。

 

といった一連の流れを、おじさまの「まだかかるんか〜」といったリクエストにも負けず、大勢の人が一点を見つめる視線の中、淡々と、かつ淀みなくこなし、「それではこちらのカメラをご覧ください。」とスマホを構える人々の熱気に臆することなく発声できて、数枚シャッターを切る…

 

場合によっては、手渡されたスマホで撮影した次の瞬間、他のスマホカメラマンさんに、忍者のようにその場を明け渡す。

 

ここまできたら最終コーナーを回ったも同然、ですが安心するにはまだ早い。撮影したデータが転送トラブルで壊れる、もしくは飛ぶといった想定外の出来事が待ち受けているかもしれません。

 

販売を目的とする以上、プリントし、納品できてやっと「おつかれさん」です。

 

まとめ 集合写真撮影にはフォトグラファーの基本的な技術が詰まっている

 

毎回撮影場所が決まっている観光地や結婚式場などを除き、その時々に応じて集合写真を撮る技術は、フォトグラファーの基本と言えるのではないでしょうか。

 

決まった時間内に一定の品質を保ちつつ、コミュニケーション能力も試される集合写真の現場は、何度行っても緊張感満点でガチブルです。しかし表向きはあくまで笑顔!

 

「私、失敗しないので。」と言えるくらいのプロフォトグラファーを目指す…予定はないかな、今のところ…

 

それではまた。

 

 

 

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