つねにふりだし【 起立性調節障害と不登校 】

起立性調節障害から不登校になった娘との日常

不登校児の高校選び 〜学校別お金の問題編〜

高校受験に興味のあるかたはお付き合いくださると嬉しいsabi-seijiです。

 

知っている情報も多いかと思いますので、必要のない部分はサクッと読み飛ばしてくださいね。

 

さて前回は、全日制・定時制通信制という、高校の通学スタイルの違いを書きましたのが、今回はこれにプラスして学校にかかるお金の問題を考えてみたいと思います。

  

 

国立・公立・私立高校の違い

 

学校を作りたい!と思っても、お金がなければ校舎も建てられませんし、先生のお給料も払えません。そうした学校にまつわる資金を提供しているのは「どこなのか」によって、学校は区別されているのです。

 

授業料以外にかかる費用(教科書代や制服代など)は学校によって違うため、比較は入学金と授業料に限定しています。

 

 ◾️国立

 

・学校の設備や運営費用を国が負担している高校

・国立△△大学付属〇〇高等高校

・国立〇〇(商船/工業)高等専門学校など

 

国立大学付属高校(例:お茶の水女子大学付属高等学校)   

・入学金   56,400円 

・授業料 115,200円(年間) 

国立高等専門学校(例:米子工業高等専門学校 

・入学金   84,600円 

・授業料 234,600円(年間)

 

高等専門学校は例えるなら、高校と専門学校が一貫校になった感じ。

 

5年間通学すると卒業時に準学士の学位がもらえるため、掲載費用は少しお高めですが、高校と専門学校へ別々に通うことを考えると、決して高くはないと思います。

 

 ◾️公立

 

・学校の設備や運営費用を都道府県や市町村が負担している高校

・△△県立〇〇高等学校 ◇◇市立〇〇高等学校など

・入学金   5,650円 

・授業料  118,800円(年間)

 (例:地元の県立〇〇高校)

 

◾️私立

 

・学校の設備や運営費用を学校法人や株式会社(一部)、NPO法人が負担している高校

・私立〇〇高等学校 学校法人〇〇学園高校など

・入学金  200,000円 

・授業料     240,000円(年間)

(例:私立吉備高原学園高等学校

 

 

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かかる費用は、私立高校の公立高校の約2倍と言われています。うう…私立は無理っぽい…しかーし!ここからが重要なところです!そう。助成制度を忘れてはいけません。

 

「あれ?高校の授業料って確か無償化したんじゃなかった?」

 

と思われた方!すばらしい記憶力です!

 

私は当時、自分に関係ないと思っていましたので、すっかり記憶から消し飛んでいました。

 

「自分に関係な話でも真剣に聞いとれよ!」

 

と祖父が生前に言っていた言葉を思い出します。じいちゃん、ゴメン…

 

それはさておき、「高校授業料無償化」が話題になったのは2010年のことです。

 

それが2014年に高等学校等就学支援金制度と名前が変わり、公立だけでなく私立も対象となり、国が授業料を負担してくれるようになりました。

 

助成その1. 高等学校等就学支援金制度

 

で?ぶっちゃけどうなってるの?ということで見ていきましょう。

 

・公立高校 授業料全額補助!いえーい!

・私立高校 同額(月額9,900円)補助!助かった〜。

 

ちなみに、公立の定時制高校は月額2,700円、 通信制高校は月額520円、私立の定時制通信制高校は月額9,900円と単位制の学校の場合、補助内容にかなりバラツキがあるようです。

 

 が、が?

 

所得制限 が新たに設けられた。え?何!!!!やばいどうしよ…

 

判断基準は「道府県民税所得割額」と「市町村民税所得割額」の合計が507,000円未満の世帯が対象

 

……どゆこと???

 

条件にもよりますが、おおむね年収910万円程度以上あると支給されない場合があるから要注意。ということらしい。

 

あと、公立高校3年間の授業料と同等額の助成ということですので、定時制通信制高校など単位制の学校は適用される期間が決まっているので注意しましょう。

 

さらに、住民税(市町村民税や県民税など)が非課税の世帯など、条件によっては最大2.5倍まで加算されるため、MAXで年額 297,000円の補助が受けられる。

 

 

助成その2. 高校生等奨学給付金制度

 

その1.で説明した「支援金制度」とは別に、「高校生等奨学給付金制度」というありがたい助成制度で、授業料以外の学費に対しての助成制度です。

 

授業料以外の学費とは

 

教科書費

・教材費

・学用品費

・通学用品費

・教科外活動費

・生徒会費

・PTA会費

・入学学用品費

・修学旅行費

 

など。

 

対象者は生活保護受給世帯や住民税非課税世帯で、条件により金額が変わっていきます。

 

どちらの補助制度も、奨学金などとは違い返済なし!!!!ありがたい〜。

 

普通科定時制通信制のどの高校も、国公立に比べると私立の方が授業料やそのほかの費用が高く設定されているため、差額分は支払わなければいけません。しかし、補助はある方がありがたいので、手続きは大変ですが役立てましましょう。 

 

 

まとめ 支援金制度プラス貯金でなんとか乗り切りたい

 

娘の志望校は私立高校です。

 

公立高校を前提に貯金計画を進めていたため、高校で私立は想定外。補助制度をMAX利用し、大学資金を前倒しで切り崩しながら通う体制を整えたいと思います。足りなかったら奨学金かな。

 

わが家は自営業です。非課税世帯ではありませんが、今年の申告、なんとか調整すれば非課税枠を狙えるかも?くらいのボーダーぎりぎりラインです。

 

上記の補助制度を非課税世帯として利用できると仮定して、わが家の条件だと

 

就学支援金 297,000円(年間)

奨学給付金   98,500円(年間)

合計    395,500円(年間)

 

となります。大きい!

 

すべて補助金でカバーすることは難しいですが、ダメ元で挑戦して見たいと思います。

 

記事の内容は高校のしくみを説明したかったのですが、かなり金カネ¥した着地点となってしまいました。

 

 

不登校ってお金かかるな…(ボソっ)

 

 

決して本人には言えません。なぜって?同じ立場の方はお判りかと思いますが、

 

お金の話=現実=私また迷惑かけた…じゃあ高校行かない…

 

(イヤ!そこじゃねー!!!)

 

となりかねないからです(涙)

 

しかしこの携帯料金なみにわかりづらい支援制度、わが家の場合は?とりあえず商工会の経理担当さんか役所の税務課へGO!かな…

 

 

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