「学校 新学期 行きたくない」検索に足りない「親へのサポート」
こんにちは。自分の子育てに自身が持てず、オロオロしているsabi-seijiです。
新学期前日の息苦しさ
わが家の長女が学校へ行けなくなったのは、まさに2年前のこの時期。今度は次女が同じ「夏休み明けの新学期」を迎えることになりました。
長女の時には知らなかった「中学生ギャップ」も、「不登校」に対する知識も、次女の時には知識として持っている「母OS Ver.10.5」です。こまめにバージョンアップはしてきたので、不都合は解消されているはず…
得ている知識を使いこなせているかは置いといて、どちらもかわいいわが子。できれば同じ轍は踏ませたくはありません。
長女の時にはこれでもか、とくり出していた「宿題終わったのか攻撃」を封印し、無の境地で過ごした夏休みも今日で終わる。
2年前の状況を思い出しては反省ひとしきり、「あの対応はまずかったな」と遠い目をしている母です。
明日の朝が怖い
不登校の子供を持つ保護者さん
あなただけじゃないですよ。
ここにもいます。私もコワイ。
明日は学校に行けるのか否か。不登校がトラウマになっているのは子供だけでなく、親もまたそうかもしれません。
親の気持ちには誰が寄り添うの?
マスコミはこの時期、こぞって「学校へ行きたくない子供たち」に向けてメッセージを流します。「学校 新学期 行きたくない」というキーワードで検索すると「子供に向けたメッセージ」と「そのとき親がとるべき行動」が表示されます。
ここでわたしは疑問を持ちました。
「子供の気持ち」に寄り添った記事は多いけれど、「親の気持ち」に寄り添った記事はないのかな?
「対処」や「アドバイス」はあるけれど、「親の気持ちを受け止めてくれる記事」はどこ?
学校へ行きたくない子供たちの保護者さんへ
子供とともに生活し、毎日奮闘している、そこの悩める保護者さん。
そう、そこのあなた。
あなたは今朝、お子さんが口にした「学校へ行きたくない」の一言に動揺してはいませんか?
「わたし、子育て間違ったかも。」と自分を責めてはいませんか?
学校の連絡を冷静にできた保護者さんも、
「怒って子供を行かせたよ!」という保護者さんも、
怒って、なだめて、助言して
お子さんの言動に、朝の忙しい時間を割いて、自分の時間をお子さんに捧げたのですよね。
まずは心からお疲れさまでした。
そして安心してください。
お子さんが今朝「学校へ行きたくない」と口にしたのは、
決してあなたのせいではありません。
あなたの教育が間違っていたからでもありません。
不登校はひとつの要因だけでなく、さまざまな背景があることの方が多いのですから。
そして、お子さんがあなたに気持ちを打ち明けたのは、あなたを信頼しているからなのです。
あなたは仕事へ向かわなければならないのに、子供が動かない。
イライラするはあたりまえです。
「始業式が始まっちゃう!」
だんだんと、声が大きくなるのも自然なことです。
それでもやっぱりお子さんが家から出ることができなくて、
「どうしたの?」と不安になるのもうなづけます。
学校の先生や他の保護者さん、ご近所さん、社会とつながっているのは保護者さんです。
「甘い」「嫌なことからすぐ逃げる」「心が弱い」といった社会からの圧力や、学校をはじめご近所の視線の中、心おだやかに過ごせる人は少数です。
よく頑張って、踏ん張っていると尊敬します。
わが子が不登校になって学んだこと
怒っても、でかい声出しても、子供は動かない
怒るとあなたが疲れてしまいます。仕事に家事に子育に、しかるべきタイミングで動けるよう、あなたの貴重なエネルギーはとっておきましょう。
後回しにしても支障がない家事やその他のことは、サボっても問題ありません。
子供を受け入れるだなんて、できる人もいりゃ、できない人もいます。慌てて、うろたえて、悲しんで。親も人間、あたりまえです。
まずはひと息、お茶でも飲みながら、一緒に悩みましょう。
まとめ 「子どもへのメッセージ」と一緒に「保護者さんのサポート」を!
保護者さんに「子供の居場所になってあげて。話を聞いてあげて」と言うならば、「保護者の居場所や話を聞いてあげる人や情報」も必要ではないのでしょうか。
「学校 新学期 行きたくない」で検索をかけたとき、「子どもへのメッセージ」と同じように、「親へのアドバイス」や「親がとるべき行動」や「親が原因」といった情報ばかりではなく「保護者の心のサポート」といった情報が表示されることを、sabi-seijiは切に願っています。
マスメディア関連の方、どうかよろしくお願いします。
そうか、そういう記事を書いていけばいいのか。