相手に気持ちを伝えるには、言葉も文化も違う国の人に伝えるのと同じくらいでちょうど良い
子供たちには宿題しろ〜と言いながら、横で仕事もせずにブログ書いているsabi-seijiです。
次女のジジ子、憤る
中学生になり、卓球部に所属する次女、ジジ子が今日の部活から帰ってきた時のこと。
ジ「今日の部活、1時間早く始まる日だった〜!」
大きな大会が近いことから、いつもの部活の時間より1時間早く始まると、昨日、顧問の先生から聞いていたとのこと。
ジ「部活が始まる前に説明されたから、部活してる間に忘れちゃったよ。」
母「あれま。で?先生には怒られなかった?」
ジ「怒られた…で、ずっと審判やらされた。」
どうやら、先生は練習に遅れたバツとして、練習ではなく審判の役割をジジ子に与えたとのことです。ところが、
ジ「ずっと審判してたら、また先生に怒られたんだよ。おかしくない?」
母「それはまた、どういった理由で?」
ジ「先生がさ、『お前、そこは次からは気をつけますから、練習に参加させてくださいって言うところだろ。』って言うんだよ。審判楽しくて、練習しなくていいからラッキーって喜んでしてたのに…」
なるほど。先生はジジ子が、
あッ…(察し)!!!!!
となることを望んでいたということですね。しかし、ジジ子はスポ根タイプではなく、部活は楽みたい派。ですので、先生の思いとは全く違った反応をしてしまったとのことでした。
これ、社会人になりたての人が上司に
「やる気がないなら辞めちまえ!!!」
って言われてアッサリ辞めちゃうパターンと同じじゃない?と、母はニヤニヤしながら聞いておりました。
現代っ子世にはばかる
さて、察しのできない現代っ子の中学生、ジジ子の言い分としては、
ジ「そうして欲しいなら、はじめからそう言えばいいのに(怒)!」
うん…まあ、先生はこっぱずかしいうえに回りくどいため、そんなこと言えないでしょうね。でも、相手は現代っ子。結果的に、先生は言いたくないことを言わなきゃならないことになったわけです。
顧問の先生は20代後半の男性教師です。その年代の人でも、まだそんなやり取りをするんだな。と思いました。もしくは、わが家の子の子供たちの察し能力が低いのかもしれません。
まとめ 自分の本当の気持ちは 素直に正しい表現で伝えてはじめて 相手に伝わる
このことは、わたしが子育てにおいて学び、反省した点です。
意外と難しく、うっかりはしょってしまうため、日々心にとめております。自分の気持ちを相手に伝えることの苦手は「わがまま言っちゃ悪いかな。」「そこは察してくれてもいいじゃない。」と勝手に思ってしまい、自分の感情を相手に伝えずに飲み込んでしまうのです。
でも、この方法では子供たちには伝わらなかった。
心配のあまり怒ってしまう
その場しのぎの脅し文句を使う
といったことでは、子供を混乱させてしまうだけで、肝心の「本当に伝えたいこと」は伝わっていなかったのです。
子供たちが大きくなった今、自分の気持ちを言語化できるようになったことで、過去にあった事柄をどのように受けとっていたのか、チラホラと伝えてくれるようになりました。
こちらの思いと全く違って捉えていたことや、言い間違い、受け取り違いをしていることが案外と多いことに驚きます。それ以来、子供たちを言葉や文化の違う国の人だと思って、なるべくわかりやすい言葉で簡潔に伝えるよう、心がけています。
ジジ子、そう怒るな。おもしろいブログネタをありがとよ!
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