ワシャ子・ジジ子 別室登校するの巻〜その1〜
兼ねてから私が興味をもっていた別室登校。
興味があったのは、あくまでも私(母)。
大切なことなので2回言いました。
別室登校とワシャ子さん
何度か話を持ちかけてみましたが、ワシャ子は別室登校や保健室登校を頑なに拒んでいました。
ワシャ「保健室は私の行くところじゃない。行くなら1時間目から教室に行かなくちゃダメ。」
といった極端な持論をもっていました。とうの本人は、起立性調節障害で朝は起きられず、2年に渡り1/3は通えない、1/3は数時間のみの出席にもかかわらず…ですハイ。
母「行ける時に行けるところに登校すればいいんじゃない?」
という意見は虚しく宙を舞い、ひらひらと落ちてゆく。
そのワシャ子が!なんと!ついに別室に興味を持った!
というのも、中学1年生の妹、ジジ子がこの度、別室登校デビューしたからです。
別室登校とジジ子さん
別室登校って?という方に説明しますと、教室に入るエネルギーがない不登校の子供たちが通う、学校内に設けられた教室以外の居場所です。
経緯を説明しますと、ここ1ヶ月、ジジ子は10日学校を休み、1日数時間登校し、また10日休むくらいの頻度で、おおむね休んで時どき登校するといったスタイルをとっています。
登校する時には教室に入っていくことに抵抗は感じられないのですが、ジジ子もまた起立性調節障害の兆しがあり、体を起こしていると午前中はしんどいという不調を抱えています。
家庭では休めるものの、どうしても生活リズムが崩れがちになってしまう。というデメリットがあります。
今はまだ、家庭でしっかりと休むべき時期なのか?はっきりとした答えは分かりませんが、別室登校をしている同級生の話をすると、
ジジ「どんなことするの?」
と食いついてきました。おや?ワシャ子の反応とは違うぞ?
その後の話で、どうやらジジ子は少なくとも今、教室で過ごすにはエネルギーがかなり必要だとのことでした。
それで疲れてしまって、次の登校までに時間がかかってしまう、とのこと。ならば、省エネ生活に切り替えれば、細く長く通えるのでは?と思った矢先、私の思考がハタととまった。
話をふっておきながら…ゴメン…母、詳しいことは何も知らん。
ということで慌てて学校へ説明を聞きに行ったしだいです。
別室登校と学校の先生
・別室や保健室登校はあくまでも教室にはいるためのステップとして設けている
・ゆえに、学校のスケジュールに合わせた時間配分で行われ、教科に関することを自習する
・決まった先生がつく人員的余裕が学校サイドにないため、基本は自習
ときどき担任や校長先生が覗いてくれる。
・登校時に職員室へ登校の報告をし、鍵を持って(もしくは職員室にいる先生に付き添われて)教室へ上がる
はじめにこの説明を聞いた時、 目の前が真っ暗になりました。
さ、最終目的は聞き間違いでなければ先生、教室っておっしゃいましたか?ガチガチ
無理じゃーん !!!
教室に入れないからとの理由で別室を選択しようとしたら、別室登校=教室へのベルトコンベアーに乗っちゃうってこと?
あかんやつや~
私の考える別室登校は、とにかく学校という空間で、好きな活動をして過ごす。登校も下校も自分のリズムで。最終目的は設けず、自分の段階に合わせてその都度変えていく。といった、どちらかというと適応指導教室やフリースクール的なイメージだった。
ところが、ここは小さな島。
フリースクールや適応指導教室はない。となると、子供の居場所が家庭以外に選択できないのです。で、別室登校を利用している子もいると人づてに聞いて、勝手にキラキライメージしていた。
反省…そうだった。そんなに都合よくいくはずはないのだ…
うちの子供たちに、学校が考える最終目的を告げた途端、
じゃ。いいです〜(軽)
となってしまうだろう。はたして二人は登校することになるのか?
ワシャ子・ジジ子 別室登校するの巻〜その2〜に続く…