七五三 写真撮影のお役立ち情報【3歳編】
こんばんはsabi-seijiです。
忙しい毎日、気がつけばもう3歳?やっと3歳?それでもまだまだ育児奮闘中!子育て世代のみなさま、お疲れ様です。
もうすぐやって来る七五三に向けて、写真をどうしようかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?今回は、写真館に勤務している私が「七五三撮影に役立つ情報」をお伝えします。
3歳は満年齢での撮影がおすすめ
七五三の中でも一番早い3歳のお子さんには、数え歳よりも満年齢での撮影をおすすめします。地域によってはまだ、七五三のお祝いを数え歳でする風習がある場合もあり、一概には言えませんが、最近は満年齢で、という方が主流になりつつあります。
なぜ、3歳に限り満年齢がおすすめかと言いますと、2歳よりも3歳の方が、こちらの伝えたいことを圧倒的に理解してくれるからです。小さいころの1年の差は、体力、集中力どれをとっても大きいものです。
写真館を飛び出しちゃえ!ロケーション撮影がおすすめ
3歳の子供に「ジッとして!」という方が無理というもの。この頃のお子さんはジッとできる子、できない子、緊張してしまう子や泣き出しちゃう子、個人差がとてもあります。
普段やんちゃなお子さんは、いっそのことお宮や外で撮影してみましょう。外でしたら、少々動いても背景なんて関係ありません。カメラマンが追っかけていけばいいんですから!どこをバックにしても大丈夫なように、お宮や原っぱ、海なんかがおすすめです。
反対に何かに集中するタイプの子は、しゃがみこんで石を集めてみたり、葉っぱをいじったりしています。この場合は地面にカメラを置いて、下から見上げるアングルで撮影すると、真剣な顔を撮影することができます。
「その石きれいね。カメラさんにも見せて!」と声をかけると、顔を上げてくれたりします。好きなことをしている時の子どもは、やっぱりイキイキしていますね。
ハウススタジオや、出張撮影をしてくれるところもあるので、その子に合った撮影方法を探してみましょう。
乗り気じゃない時には小道具を使おう
とはいっても、撮影時間が長くなってしまうと疲れてしまいます。お家の人がカメラマンの場合「もっといい写真が撮れるかも!」と、ついつい引き伸ばしてしまうことがあります。撮影はできるだけ短時間で済ませてあげましょう。
慣れない衣装に慣れない場所で、笑顔が引きつってる…といったこともあるでしょう。そんな時は小道具作戦です!
ボールなどでも良いのですが、写真に写り込んでも雰囲気を損なわないものが良いでしょう。「…購入する???」と急いでポチッとする前に、身の回りにあるものを、よーく探してみてください。
ドングリや松ぼっくり、紅葉した葉っぱなど、自然素材のものがおすすめです。投げたり、落としてキャッチしてもらったり、体を動かすと表情は自然とついてきます。シャボン玉もいいですね。ただ、「自分がしたい!」となってしまうので、着物を着ているお子さんは、汚さないよう上手に誘導してあげてくださいね。
疲れた時には ラムネをお口にポン!
ラムネ菓子が食べれるお子さんは、事前に準備しておくと便利です。ラムネ菓子はポロポロとカスが落ちないので、衣装や手を汚しません。そして、すぐ溶けるので、そのまま走り出しても飴玉のように危なくはありません。
飲み物とおやつを準備しておくと、疲れた時の休憩時間に役立ちますよ!そうそう、飲み物もペットボトルを持ってあげて、ストローで飲んでもらうと着物を汚しません。
まとめ 3歳の七五三は今後のために楽しいイメージを
3歳の写真撮影を楽しく過ごせると、今後の5歳・7歳を撮影する時にも不安が少なく、嫌がったりしません。そういった意味でも、3歳の七五三は大切ですね。まずは、きっちり撮ることよりも、楽しい思い出にしてあげましょう。
笑った顔、真剣な顔、おどけた顔、その子らしい自然な表情をぜひ残してあげてください。
主婦が語る「フィルムカメラの絶滅危惧種」説
このブログを訪れてくださった皆さま、興味を持ってくださり、ありがとうございます。
はじめに、「なぜ、ほぼ素人の主婦である私が写真について語るのか」についてご説明しましょう。私自身には写真が好きとか、カメラが好きといった趣味は、残念ながらありません。たまたま三代続く写真館に嫁いだことから、私とカメラとの付き合いは始まったのです。
そして「突然カメラを渡され、スナップ撮影のサブカメラマンとして、うっかりカメラデビューしてしまった主婦から見た写真の片鱗」を、今日もお伝えしたいと思います。様々なご意見があるかとは思いますが、おつきあいくだされば幸いです。
趣味の上位にランキングしているカメラ
「これから始めたいおすすめの趣味〇〇選!」などのようなキュレーションサイトに、ウォーキングや映画鑑賞とともによく取り上げられるのが、カメラでの写真撮影です。ここで書かれているカメラとは、デジタルカメラであることが多く、カメラの種類を取り上げたまとめにも、もはやフィルムカメラの文字を確認することができません。
フィルムを知らない子供たち
平成ふた桁生まれの娘の同級生たちは、普通にフィルムカメラの存在を知りません。夏休みの宿題で「レンズ付フィルムカメラ」を使って写真を撮り、プリントしているにもかかわらず、現像したフィルムを見せても、カメラや写真とは結びつかないようです。完全なデジタル世代ですね。
実際、フィルム現像を受けつける店舗も少なくなり、受け付けても外注になるため、時間がかかってしまうことが多くあります。写真を撮るのはデジタルカメラやスマホでこと足りる上、データで保存していてプリントしないことも珍しくありません。
フィルムとデジタルの違いは利便性とプリントの仕上がり
では具体的にどう違うのでしょうか。細かな違いはたくさんありますが、大きく違う点を見ていきましょう。
- 撮影した画像をどのように記録するか
デジタルカメラは、SDカードだったりコンパクトフラッシュだったりといった、メディアに記録します。容量は年々大きくなり、静止画のみで1000枚〜2000枚くらい入るものが主流です。
対してフィルムカメラは、その名の通りフィルムに像を記録し、1本のフィルムで撮影できる枚数は24か27枚、もしくは36枚か39枚です。この枚数、多いと思いますか?少ないと思いますか?ゆえに、フィルムで撮影する際には出来るだけ無駄撃ちを抑え、厳選してシャッターを切ることになります。
- 液晶画面で撮影した画像がすぐ見れる
デジタルカメラは電池で動くのに対してフィルムカメラは手動(一部電池式もある)です。見た目に一番違うのは、液晶画面がついているかどうか、といったところですね。フィルムは1本撮影し終わるごとに手で巻き上げ、専用の機械で現像する必要がありますので、すぐに写真を確認することはできません。
対して、デジタルカメラはプレビューボタンを押せば、簡単に背面についている液晶画面で確認することが可能です。
- プリントした時の印象の違い
デジタルカメラで撮影した画像は、どちらかというとシャープな印象です。これは、デジタル画像の最小単位が四角だからでしょう。パソコンに取り込んだ画像を拡大していくと確認することができますね。
対してフィルムカメラで撮影した画像は、優しい印象を受けます。これは画像の最小単が角ばっていない、点のようなものだからです。そのため、フィルムの画像には独特な滲み感が出るので、実際に目で見れば違いが確認できます。
フィルムカメラはおしゃれアイテムになったの⁈
先に述べたキュレーションサイトで趣味のカメラについて語っている記事をよ〜く見てみてください。
記事自体はデジタルカメラについて書かれていても、使われているカメラの画像には意外とフィルムカメラが多く使われています。興味深いことに、今やフィルムカメラは、道具の域を超えて「おしゃれアイテム」になっているのでは?と感じることがしばしばあります。
インスタなどでは、デジタルで撮った画像をフィルムやポラロイドで撮ったように見せる加工が流行っていますし、スタイル抜群のイケメンが持っているカメラも、Leica(ライカ)やNikon(ニコン)のフィルムカメラであることが結構あります。
まとめ フィルムカメラは絶滅危惧種だか滅びることはない
なぜかって?それはフィルムカメラにはコアなファンがいるからです。
実際、Leicaなどの電池を使わない、アナログタイプの現役フィルムカメラは高額で取引されていますし、フィルム特有の「空気感までとらえて記録する表現力」は残念ながらデジタルカメラにはありません。
ちなみに、主人は仕事ではデジタルカメラを使いますが、プライベートではゴツゴツのモノクロフィルムカメラユーザーで、休日にはジャカジャカと楽しそうに手現像をしております。
Instagram post by Fu 19, 2018 at 5:32am UTC
ひょっとして、おじいちゃんが大切にしていたカメラの中には、お宝が眠っているかもしれませんね。
主婦が語る「集合写真はプロフォトグラファーの登竜門」説
こんばんはsabi-seijiです。
突然ですが、皆さんは写真を撮るのがお好きですか?
写真が趣味という方、写真がライフワークだという方、様々なジャンルのカメラ好きさんがいらっしゃるかと思います。
フォトグラファーに資格は必要いらない
ご存知かも知れませんが、フォトグラファーには国家試験的な資格がありません。
プロかアマチュアかは、写真に対価が発生するかどうかという違いだけで、実際のところ趣味の延長でもプロフォトグラファーを名乗ることができちゃいます。
プロフォトグラファーは職業として写真を選んだ人のことを指しますが、対極にいるのが写真家と呼ばれる人たちです。写真家は画家などと同じ、アイデンティティーの媒体として写真を選んだ人たちのことだと私は思っています。
写真家の話はまた今度お伝えするとして、プロフォトグラファーを名乗るかどうかはその人次第ですが、私の中でのプロフォトグラファーのボーダーは「集合写真が1人で撮影でき、かつその写真を販売できるかどうか」だと考えています。
かなりの上から目線で申し訳ありませんが、私は未だひとりきりで集合写真を撮影することはできません。
その意味で私はプロフォトグラファーではないと言えます。だからこそ、集合写真が撮れるようになって初めて、プロフォトグラファーが名乗れるのだろうな、と思っています。
集合写真とは20名以上の人物を 状況に合わせて撮り分ける技術
ここで申し上げます集合写真とは、20名以上の人物を撮影状況に合わせて配置し、手持ちの機材で販売できるクオリティーを保ちつつ撮影することを指します。
写真を撮るのが好きな人には説明するまでもありませんが、手持ちの標準レンズが湾曲を起こさない程度にヒケを取り、カメラを被写体に対して並行にセットすることから集合写真の流れは始まります。
レンズの面が被写体に対して傾いていると画像の歪みやボケを起こす原因となってしまうため、水平器を駆使してシビアに調節していきます。
数センチ、カメラの場所が変わるだけでプリントに反映されてしまうため、気が抜けません。
室内か屋外かによってISO感度やシャッタースピードを調整しなければなりませんし、ストロボを使うべきかどうかの判断も必要になるでしょう。
また、ストロボを使う際、直当がいいのかバウンスがいいのかを考え、「外部ストロボの暴走により画像が真っ白になる」といった事故も笑顔でかわしつつ、適切な設定に変更しなくてはなりません。
被写界深度を心配しながら、絞りを設定し、仕上がりのプリントサイズを想定しながら周りの障害物を移動させ、被写体のお顔が被らないよう、ひとりひとり配置調整をして服装を整える。
といった一連の流れを、おじさまの「まだかかるんか〜」といったリクエストにも負けず、大勢の人が一点を見つめる視線の中、淡々と、かつ淀みなくこなし、「それではこちらのカメラをご覧ください。」とスマホを構える人々の熱気に臆することなく発声できて、数枚シャッターを切る…
場合によっては、手渡されたスマホで撮影した次の瞬間、他のスマホカメラマンさんに、忍者のようにその場を明け渡す。
ここまできたら最終コーナーを回ったも同然、ですが安心するにはまだ早い。撮影したデータが転送トラブルで壊れる、もしくは飛ぶといった想定外の出来事が待ち受けているかもしれません。
販売を目的とする以上、プリントし、納品できてやっと「おつかれさん」です。
まとめ 集合写真撮影にはフォトグラファーの基本的な技術が詰まっている
毎回撮影場所が決まっている観光地や結婚式場などを除き、その時々に応じて集合写真を撮る技術は、フォトグラファーの基本と言えるのではないでしょうか。
決まった時間内に一定の品質を保ちつつ、コミュニケーション能力も試される集合写真の現場は、何度行っても緊張感満点でガチブルです。しかし表向きはあくまで笑顔!
「私、失敗しないので。」と言えるくらいのプロフォトグラファーを目指す…予定はないかな、今のところ…
それではまた。
主婦が語る「 Canon EOS-1D X 一眼レフカメラ最強」説
こんにちはsabi-seijiです。
今日は珍しく本業に関することを書いてみたいと思います。
皆さんは1DXを知っていますか?男性の中には知っているという人が多いかもしれませんね。知らないという女性は、旦那さんや彼氏さんに聞いてみてください。「よくぞ、聞いてくれました!」と延々と語ってくれる御仁もいらっしゃるのではないでしょうか。
「聞くんじゃなかった…」ってなっても責任は取れませんのであしからず。
Canonが誇るデジタルカメラ Canon EOS-1D X
1DXとは、写真を撮影する時に使う一眼レフカメラです。現在、1DXシリーズはMark Ⅱまで発売され、2020年のオリンピックYearに合わせてMark Ⅲが発売されるのでは?と予想されています。
どのようなカメラかというと、「普通の主婦がフォトグラファーになれちゃうカメラ」とお伝えしておきましょう。これ、決して大げさではありません。現に私がそうですから。
写真好きな人が持つカメラというよりは、写真を生業としているプロフォトグラファーが持っているカメラといえます。
1DXの魅力はデメリットを凌駕するメリット
それでは、1DXの魅力を主婦目線でお伝えしましょう。男性が大好物の「スペックがどう」とか「解像度がどう」といった話ではありませんので、そちらの路線がお好きな方はご遠慮ください。
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何といっても画像がシャープ
我が家の仕事上、最もデジタルカメラのシャープさが求められる場面は、大人数の集合写真です。RAW現像の方法によってかなり左右されますが、Lightroomとの相性も良く、シャープさも申し分ありません。
目尻の〇〇やアゴの下のお〇〇まではっきり写りますが、あとで修正すれば問題無し!
- シャッターが切れるまでのタイムラグのなさ
特にスピード勝負の撮影、例えば運動会や各種スポーツの大会撮影の際に必要なのは、シャッターボタンを押してからシャッターが切れるまでのスピードです。
このタイムラグが、今まで使ってきたどのカメラよりも1DXは少なく、今!という瞬間を逃さず捉えることができ、ストレスフリーな撮影が可能です。もちろん連写もスムーズにこなします。
その速さは、ゴミをつまんで口に入れようととしている子どもを見つける、母親アイズよりも速い。
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AF機能の多様さとスピード
AF機能ひとつとっても様々なモードがあり、しかもピントが合うまでのスピードが半端なく早い。ピンポイントかつ正確に合わせることができるため、自分の撮影の腕が上がったのか?と勘違いするほどです。
わが夫よ、このくらいのスピード感を持って、家事に取り組んでくれたまへ。
- 操作性の良さ
さすがはプロ機、細かな設定が奥底にしまいこまれている他のデジカメとは違い、重要な機能は全て表に出してある。ISO感度の変更や撮影モードの変更、露出補正のしやすさなど、簡単に変更できる。
ゆえに撮影状況の変化に素早く対応できるのは、プロの人から見れば当たり前なのでしょうが、主婦から見たら感動ものです。おかげで他の一眼レフが使いづらくなってしまいました。
簡単スッキリ、見せる収納で機能性もバッチリ。
- プロ機ならではの頑丈さ
子供がうっかり蹴飛ばしても壊れない頑丈さも主婦にとっては魅力的です。 なんなら蹴った足を心配するくらいの頑丈さなので、撮影の際にカメラを持ったまま走る際には、凶器にならないよう注意が必要です。
1DXプラス長玉レンズ。犯罪捜査のドラマに採用されないのが不思議でならない。
- 室内もストロボなしで撮影可能
1DX使い始めて最も衝撃を受けたのが、室内での撮影です。薄暗い体育館、ストロボなしでバスケットの試合が撮影できた時の感動といったら!信じられますか?面白いくらいピタッと止まるんですよ!多少のザラつきなんて気になりません。
これさえあれば、反抗期を迎えたわが子の勇姿をポスターサイズにプリントして玄関に飾る、といった母による母性テロも可能!
- 唯一の欠点は重量
1DXで一日中撮影した次の日、か弱い主婦の腕が筋肉痛になるのは必至です。また、2台あればダンベル運動が可能です^^
筋トレにはもってこいですが、腱鞘炎にはご注意ください。
まとめ やっぱり1DXは最強
以上の点から、1DXは「主婦の私がプロのフォトグラファーに変身できるかも?」くらいの夢を見させてくれる名機だと断言します。
5Dシリーズは女性にも扱いやすいサイズと重量ですが、1DXのスピードを今ひとつ超えられないため、主婦が相棒と呼ぶには少し頼りなく思えます。あと、Mark II に買い換える気は経済面の理由からまだ起きていないので、今のところ1DXは私の最高のパートナーですね。
以上、現場の主婦からのリポートでした。