つねにふりだし【 起立性調節障害と不登校 】

起立性調節障害から不登校になった娘との日常

ジジ子と別室登校

次女ジジ子の別室登校について、学校へ提案書を持ち込んだ次年度(今年)のことについてお話したいと思います。

 

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「別室の提案書」が引き継がれていたのかは謎のまま

「今年は実施できた別室ですが、来年度に特別学級がひとクラス増えるため、教室と教師を確保することが難しい。来年度は別室を設けることができないと思う。」と前年度の担任教師から告げられ、抜け殻となった母をよそに、担任教師と校長先生は、年度が変わるとともに転任してしまいました。

 

 

はたして私の提出した提案書は引き継がれているのか…それとも、解決済み案件として処理されたのか…

 

コロナ騒動の真っ只中だった4月、入学式いらい臨時休校期間となった学校とは情報交換もままならない状況でしたので「とにかく一度、情報交換の場を設けてほしい」とお願いしました。

 

本当は「で?結局例の件はどうなったのですか?」と聞きたかった母ですが、今回の話合いの目的は「新しい校長先生と担任の先生へのご挨拶とジジ子の近況報告」です。先生との距離感がまったくつかめないタイミングではズバッと聞くことができませんでした…orz

 

ああ。勇気のない母です。

 

別室登校が認められた!

さて、相変わらず数日に一度、午後から登校するかしないか。というスタイルのまま臨時休校が明けた5月中旬、なんと担任の先生から「別室利用できることになりました」との知らせが!

 

すっかり諦めていた母は小躍りしながらジジ子に報告しました。「別室なら行けるかな。。。」とはいったものの、すぐに動き出すわけではありません。というのも、別室でどんなことをするのか。どんなことを言われるのか。些細なことなのですが、学校への不信感があるジジ子は細かなところが気になるのです。

 

別室へ登校してみたジジ子の印象は、悪くはなかったようです。

 

先生によっては活動内容を学習に関することに限定されたこともありましたが、そこは「好きなことができるように交渉してみるよ」との経過を経て、現在は絵を書いたり、没頭している折り紙(折り紙といっても自立する立体的な動物やドラゴンといった、私の折り紙の概念を超えたもの)をしていても注意はされないそうです。

 

教科によっては教室へ入りますが、英語や数学といった教科はクラスメートに比べて随分と遅れているため、チンプンカンプンな授業を受けることは拷問に近くできません。

 

相変わらず数日に一度、給食からや午後から登校したりしなかったりの状況です。ただ、今はそれで良いと思っています。自分で体と相談しながらスケジュール調整をし、実行することが目標だとジジ子には伝えています。

 

結局私の提案書は意味があったのか?

 

さて、私の提案書は意味があったのか。先日、担任の先生に聞いてみました。

 

先生の回答は「提案書そのものを見たわけではありませんが、先日の話し合いのあと、教員みんなで話合い別室を設けることになりました。個人的には、ご提案くださった結果なのだと思っています。」とのことでした。先生ありがとー!

 

みなさん、提案が実を結ぶか無駄足となるか、結果はそれぞれその時々だと思います。今回受け入れられたからといって、すべてがそうとは言い切れません。ですが、しないより提案してみた結果、学ぶことも多かったと振り返っています。

 

例えば、

 

1.提案書の書き方を覚えたこと

2.私は学校だけに提案する手段しか思いつきませんでしたが、同時に多方面(教育委員会や教育相談窓口、SSWなどの行政関係など)へ提案する方法もあることを後から知ったこと

3.一人ではクレームと勘違いされやすいため、中立な立場の人(前に述べた行政関係者がベスト)に付き添ってもらうと受け入れてもらいやすいこと

 

などです。

 

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それらの経験は、少なくとも私にとっては意味のあることでした。

 

無駄を省こうとする学校の不思議

 

 わたしは仕事で近隣の学校へ行くことが度々あります。

次女ジジ子の通う中学校もそのうちの一つなのですが、中学校の教育では特にこの「無駄」を省いた行動が、強く望まれていると感じることがあります。

 

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無駄とは何?

 

  国語辞典で「無駄」という言葉を調べてみると、「役に立たないこと」とあります。

 

「無駄な話をしない」

「無駄な時間を省こう」

「無駄な行動はしない」

 

このような内容のことが先生たちの言葉から感じ取ることができます。 

では、この無駄なものを省くことの利点は何かというと、

 

「無駄なことに費やしていた時間は、勉強や読書に活用する」

「無駄なことに使っていた体力は部活に活かす」

 

といった具合に、学校に関わることに使うことが求められます。

が、ここで疑問が!

  

はたして人は、休まずに集中し続けることができるのだろうか?

 

わたしたちは、無駄と思われる時間や遊びの中から、創造や発見は見つかるものだと知っていますし、休憩やボーッとする時間がないと、かえって失敗が増えてしまうことも知っています。

 

そのために授業の合間に休み時間が設けられているのですが、10分という短い時間では、授業道具を片付け、教室を移動するのが精一杯です。それは休み時間という名の移動時間なのです。

 

しかも娘の学校では「瞑想の時間」といって、授業開始5分前には着席し、心と呼吸を整える時間が設けられています。

 

 

じゃあ、生徒たちはいつ休むの?

 

 

アイドルなみの分刻みのスケジュールだよ。

ではなぜ、学校の先生たちは無駄を省くよう教育をしているのでしょうか。

私なりに考えてみました。

 

無駄な時間や無駄な体力があると、先生が考える良からぬこと、例えば、遊びやゲームにエネルギーを使うと考えているのではないでしょうか。

あとはそうですね。自由を与えると統制がとれなくなり、先生が苦労するとか?

利点としては、ものごとを要領よくこなすスキルを身につけてほしいという狙いがあるのかもしれません。

 

あくまでも私の想像です。

 

 

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「休みの日には何をしていますか?」

 

 わたしは撮影の間、モデルさんに話しかけます。

モデルといっても一般の方ですから、子どもだったり大人だったりするのですが、冒頭の質問をすることで、その人の好きなことや興味のあることを伺い知ることができるのです。

 

 

そうすると、緊張していた表情が自然と和らぎ会話が生まれます。また、次の質問につなげることもできます。話をしながら撮影する方が、その人の自然な表情を捉えやすくなるため、いつも同じ質問をするのです。

 

「無駄」と「余暇」

 

学校はこの自由な時間や好きなことをする時間が、とにかく少ないと感じます。

これは社会に出たらありえないことなんですけどね。

仕事はコミュニケーションを取りながら進めるものですし、仕事と余暇のON・OFF を上手に切り替えられる人が評価されます。

 

自由に使える時間を「無駄」とするか「余暇」とするかは捉え方の違いですが、気持ちの上では雲泥の差があります。というのも「無駄」と捉えた場合、そこには必ず「罪悪感」がついてくるのです。

 

「あ〜。今日も時間を無駄に過ごしちまったな〜。」

 

日曜日の夜に思ったことはないでしょうか?でもこれ、

 

「あ〜。今日も余暇を楽しんだな〜。」

 

と思った方がよっぽど心の健康に良いと思いませんか?

 

まとめ 無駄はムダじゃない

 

学校へ向かうことがしんどい娘たちは、二人とも集中力がないわけではありません。

興味のあることについてはむしろ、いつまでも集中していたい、そう、気持ちの切り替えが苦手なのです。

 

学校の求める分刻みのスケジュールの中で、要領よく休憩を取りながら集中し続けることができなかったのだろうと、妙に納得してしまいました。

 

学校の先生方へのお願いです。

「無駄」を省いて集中力を高めるスキルではなく、ON・OFFを切り替えるスキルを目指す教育をお願いしたいと思います。

 

人生、無駄なことなど何ひとつないのだから。

 

ついでに言うと、自由を知ってしまったわたしはもう、あの生活には戻れない…

 

 

ワシャ子・ジジ子 別室登校するの巻〜その後〜

娘たちの学びの場所を確保するべく、「別室利用についての提案書」をジジ子の担任の先生に提出した結果をお伝えしようと思います。

 

前回「今度、ご夫婦でご来校くださいませんか?」と学校から相談の場を持ちかけられた母です。

 

 

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提案者は私なのに、夫婦で呼ばれたのはなんで?

 

と思いつつ、私と夫は学校へと向かうとそこには、教頭先生と担任の先生、学年主任の先生がいらっしゃいました。

 

 

はじめに担任の先生から告げられた返答は、

 

 

「来年度に特別学級がひとクラス増えるため、教室と教師を確保することが難しい。

したがって、来年度は別室を設けることができないと思う。」

 

 

というものでした。

 

そ、そんなあ…

 

提案そのものが無効だって?

 

 

 

私「別室登校といっても、特別に教室を準備してくださらくても、保健室や空いている教室を移動しながらでも利用することはできませんか?」

 

私も簡単に引き下がるわけにはいきません。すると教頭先生が、

 

先生「保健室は他の生徒も利用しますから、長時間そこで過ごすことはできません。教師がいない時に何かあってはいけませんし、別室を設けることは難しいと思います。」

 

(え???確か娘が利用した時に聞いたら、先生は授業のはじめと終わりに来るだけで、後はいないことが多いって言ってたけど?)

 

他にいくつか質問してみましたが「そうしたいが、体制を変えるは難しい。」という答えが返ってくるだけです。

 

 

 

すでに結論を出してしまっている相手に、これ以上つめ寄るのは得策ではありません。

 

「他のアプローチじゃないとダメか…」と気持ちを切り替え、最後に

 

私「では別室にこだわらず、学校へ来れていない子供たちや保護者とこれまで以上に交流を図り、理解を深めてくださいませんか?」

 

とお願いすると「もちろん、そのようにしてまいります。」と心良い返事が帰ってきました。

 

その後、私たちは新型コロナウイルスについて雑談を交わし学校を後にしました。

 

 

 

それにしてもわからないのは「なぜ夫も呼ばれたのか」ということです。その場にいた次女ジジ子の担任は、しきりにジジ子の話を持ち出していたことから考えると、

 

・先生は、この提案を私がジジ子だけのためにしていると思った?

・それで先生は、両親に一度に説明した方が良いだろうと提案者ではない夫も呼んだの?

・それとも先生数人に対して私がひとりだと、聞き間違いや誤解を招く恐れがあったから?

 

といろいろな考えが浮かびました。

 

 

なぜ夫婦で呼ばれたのかを夫にもたずねて見たところ、

 

「夫婦間で情報の共有ができているか確かめたかったんじゃないの?

例えば、母親だけが感情的に盛り上がってしまって、学校へ提案という名の文句を言いにきたっていうのは、ありそうな話。

そうした時に冷静な話に持っていくために自分を読んだのでは?」

 

あれ?私はモンペ認定されてたってこと?(全く自覚がない人です…)

 

なるほど。

 

今後は先生に恐怖感を抱かせないよう気をつけまする。

 

と、ここまでは昨年度のお話。

年度が変わり、先生も変わり、その後はいかに?

  

 

 

ワシャ子・ジジ子 別室登校するの巻〜その2〜

お久しぶりでございます。

この時期、自営業の宿命である決算書作成をこなしていたら、頭から煙が出ていたsabi-seijです。

 

前回の記事では、娘たちが通っている中学校で定められている別室登校のルールは、ハードルが高すぎて通えない。かといってこのままでは学校の先生との距離は縮まらない。といったことをお伝えしました。

 

 

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その後の続編です。

 

次女ジジ子に、前回に述べたような条件の別室登校のことを話してみると、意外と乗り気な回答が。次女ジジ子は長女ワシャ子に比べ、学校へのハードルが若干低いようです。

 

ジ「まずは行ってみて、どんなところか見てくる!」

 

で、姉にも利用できそうであれば二人で利用してみようと。

 

結果から申し上げますと…

 

 

ジジ子撃沈。

 

 

その日、意気揚々と3時間目から学校へ向かったジジ子は、別室を希望しました。先生の説明のあったように、一人で自習をしていたようですが、3時間目が終わったところで担任の先生がやってきて「教室へ行ってみないか?」と誘われたのだそう。

 

ジジ子はその後、教室で4時間目の授業に参加し、給食を食べ、その後も教室で5・6時間目を過ごし、部活までこなしたと、先生から喜びの報告がありました。

 

しかし、母の心は晴れません。

 

結果だけ見ると大成功!なのですが、普段学校へ向かえない子が、いきなり通常運転を試すと、どうなると思いますか?

 

帰ってくるなり倒れこみ、その後の回復に3日かかりました。

 

う〜ん。初日から教室へと誘われるのか…想像していたより教室への圧が強い

 

二人とも不登校の原因は友人関係ではありません。

では何が二人の足を止めているのかというと、

 

・選択の自由がない学校の体制

・休む時間がないハードなスケジュール

・失敗が許されない雰囲気

・「他人に迷惑をかけない!」などの罪悪感を刺激する言葉かけ

 

といった、中学校特有の空気感だと母は考えています。

 

その後、何度か先生に、

 

「教室へ促すのは娘には少し荷が重いので、しばらくは別室で過ごさせてくださいませんか?」

 

とお願いしてみたものの、

 

「声かけをすればジジ子さんは教室で過ごせるのだから、積極的に働きかけるべきです。」

 

と返されるのです。

 

確かに、ジジ子は先生の声かけに素直に従います。しかしそれは決して本心からではなく、先生に「NO」と言えないだけなのです。自分よりも体も大きく、馴染みのない大人に「NO」と言うことができず、無理をしてしまうのです。

 

小さな声で「帰りたいです。」と精一杯訴えても、「あと1時間だから」と押し通されるのです。

 

結果、ジジ子の先生への信頼感は失われ、ジジ子は別室にさえ行けなくなってしまいました。

 

これではいかん!

 

そういえば、ジジ子の前に別室を利用していた子も、今は通えていません。第2・第3のジジ子を出さないためにも、先生に伝える必要がありそう。先生批判にならないように伝える、何か良い方法はないかしら? 

 

 

 そうだ、文章にしよう!

 

 

ということで、私は無い知恵を絞って「別室利用についての提案書」なるものを作成しました。

 

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こんなことして大勢が簡単に変わるとも思えないけど…伝えなければ伝わるまい!

 

 

提案書の内容は、 

 

提案目的別室登校時の注意点や過ごし方を生徒・保護者・教師が共有しよう

 

課題: 生徒・保護者・教師の3者間で起こる意識のズレを解消し、生徒の混乱を防ぎたい


提案理由:不登校の状況が長く続く生徒が、家庭以外での活動を望んだ際、速やかに、かつ温かい支援ができるよう、余裕を持って準備しておく必要があると考えたため。

 

 というのは建前で、ホントは、

 

一緒にルール作りをすることで、不登校の子供たちや保護者との交流を図り、特性や心情への理解を深めてはいただけませんか?という先生方へのお願いです。

 

という内容です。

 

話合いや聞取りには お金はかかりませんので、予算が…という逃げ口上は避けられますし、最終的にルールを決めるのは来年度中と、かなり余裕をもった期間設定にしたことで、時間が取れませんで…というのは避けられると考えたからです。

 

 

なぜそこまでって?

 

 

先生たちに、不登校の子供たちが抱える心の葛藤を少しでも伝えたいのです。

 

 ところが!

 

卒業間近のこの時期に新型コロナ対策で長期休業に入ってしまったため、長女ワシャ子の別室利用は諦めざるをえなくなりました…

 

 

チーン。

 

 

気を取り直して…

 

 

提案書をジジ子の担任の先生に渡し、待つこと数週間。

 

 

「今度、ご夫婦でご来校くださいませんか?」

 

 先生から連絡が入った。提案者の私はわかるとして…なぜに夫が?

 

この後の展開は〜その3〜でお伝えします。意外と長くなりすみません。飽きずにおつきあいくださるとうれしいです^^ ではまた。

 

 

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不登校と奨学金〜その2〜【願書に不登校のことを書いた結果】

以前ブログにあげていた「無利子タイプ県の奨学金」の一次審査の結果が届き、学校からの封筒を手にガクガクしているsabi-seijiです。

 

 

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その一次審査の結果…そろ〜っとのぞくと、

 

 

 採用!?

 

 

採用候補者って書いてある!!!!

 

 

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ダメ元で挑んだ奨学金でしたので、正直驚きました。中学3年生の在学中である11月頃に申請を出し、入学後5月頃に審査が行われる「予約採用」と呼ばれる奨学金は中学校の卒業前に一次審査が行われ、高校入学後に二次審査が行われます。

 

なので、「採用候補者」となっているのは、一次審査は通過したということなのだそう。

 

起立性調節障害と診断され、学校へ通うことができなかった長女ワシャ子は、県外の私立高校への進学を希望したことにより、奨学金を借りる運びとなりました。

 

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しかし、学校の先生の「不登校の記載はしない方が印象が良いのでは?」との意見に反し、正直に書いた文章で挑んだ結果、「採用候補者」決定の通知が届いたのです。

 

選考方法については公表されていませんので、倍率などはわかりませんし、ひょっとしたら人数によっては全員合格しているのかもしれません。一般的には大学から奨学金を借りる人が多いため、高校からの申請者は少なかったのかもしれません。

 

残念ながら、わが県は全国的に「忘れられる県」の上位にランクインしているような県です。ディスってるわけではないですよ、念のため。ですので、地域差もかなりあるかとは思います。

 

しかし、「学校へ通えなかった期間があるため、サポート体制の整った他県の私立高校への進学を決めました。」という一文を加えることについては、少なくともわが県では審査の障害にはならなかったといえます。

 

この後のスケジュールとしては、実際に高校へ進学したのち、本人名義の金融機関の口座を証明する書類(奨学金はあくまでも学生本人の借入金となるため)、在学証明書を添付して進学先の学校から申請を提出することになるようです。

 

進学に関する書類にはじまり、奨学金・パスポート・マイナンバーの申請などなど、これからしばらくは、苦手な書類作成作業に追われる毎日になりそうです。(あと、自営業だから青色申告書の作成ね…これやだ…ほんと。)

 

ああ、学校の作文や簿記の課題、もう少し真面目に取り組んでおけばよかったなあ…

 

ああ??!!!

 

全国の不登校の子供さんがよく口にする、「勉強って何のためにするの?」という問いへの私の答えはこれだわ!!!

 

「自分の未来をこじ開ける切符を手にするためだよ。」

 

ワシャ子・ジジ子 別室登校するの巻〜その1〜

兼ねてから私が興味をもっていた別室登校。

興味があったのは、あくまでも私(母)。

大切なことなので2回言いました。

 

別室登校とワシャ子さん

 

何度か話を持ちかけてみましたが、ワシャ子は別室登校や保健室登校を頑なに拒んでいました。

 

ワシャ「保健室は私の行くところじゃない。行くなら1時間目から教室に行かなくちゃダメ。」

 

といった極端な持論をもっていました。とうの本人は、起立性調節障害で朝は起きられず、2年に渡り1/3は通えない、1/3は数時間のみの出席にもかかわらず…ですハイ。

 

母「行ける時に行けるところに登校すればいいんじゃない?」

 

という意見は虚しく宙を舞い、ひらひらと落ちてゆく。

 

そのワシャ子が!なんと!ついに別室に興味を持った!

 

というのも、中学1年生の妹、ジジ子がこの度、別室登校デビューしたからです。

 

別室登校とジジ子さん

 

別室登校って?という方に説明しますと、教室に入るエネルギーがない不登校の子供たちが通う、学校内に設けられた教室以外の居場所です。

 

経緯を説明しますと、ここ1ヶ月、ジジ子は10日学校を休み、1日数時間登校し、また10日休むくらいの頻度で、おおむね休んで時どき登校するといったスタイルをとっています。

 

登校する時には教室に入っていくことに抵抗は感じられないのですが、ジジ子もまた起立性調節障害の兆しがあり、体を起こしていると午前中はしんどいという不調を抱えています。

 

家庭では休めるものの、どうしても生活リズムが崩れがちになってしまう。というデメリットがあります。

 

今はまだ、家庭でしっかりと休むべき時期なのか?はっきりとした答えは分かりませんが、別室登校をしている同級生の話をすると、

 

ジジ「どんなことするの?」

 

と食いついてきました。おや?ワシャ子の反応とは違うぞ?

 

その後の話で、どうやらジジ子は少なくとも今、教室で過ごすにはエネルギーがかなり必要だとのことでした。

 

それで疲れてしまって、次の登校までに時間がかかってしまう、とのこと。ならば、省エネ生活に切り替えれば、細く長く通えるのでは?と思った矢先、私の思考がハタととまった。

 

話をふっておきながら…ゴメン…母、詳しいことは何も知らん。

 

ということで慌てて学校へ説明を聞きに行ったしだいです。

 

別室登校と学校の先生

 

・別室や保健室登校はあくまでも教室にはいるためのステップとして設けている

・ゆえに、学校のスケジュールに合わせた時間配分で行われ、教科に関することを自習する

・決まった先生がつく人員的余裕が学校サイドにないため、基本は自習

ときどき担任や校長先生が覗いてくれる。

・登校時に職員室へ登校の報告をし、鍵を持って(もしくは職員室にいる先生に付き添われて)教室へ上がる

 

はじめにこの説明を聞いた時、 目の前が真っ暗になりました。

 

さ、最終目的は聞き間違いでなければ先生、教室っておっしゃいましたか?ガチガチ

 

無理じゃーん !!!

 

教室に入れないからとの理由で別室を選択しようとしたら、別室登校=教室へのベルトコンベアーに乗っちゃうってこと?

 

あかんやつや~

 

私の考える別室登校は、とにかく学校という空間で、好きな活動をして過ごす。登校も下校も自分のリズムで。最終目的は設けず、自分の段階に合わせてその都度変えていく。といった、どちらかというと適応指導教室フリースクール的なイメージだった。

 

ところが、ここは小さな島。

 

フリースクール適応指導教室はない。となると、子供の居場所が家庭以外に選択できないのです。で、別室登校を利用している子もいると人づてに聞いて、勝手にキラキライメージしていた。

 

反省…そうだった。そんなに都合よくいくはずはないのだ…

 

うちの子供たちに、学校が考える最終目的を告げた途端、

 

じゃ。いいです〜(軽)

 

となってしまうだろう。はたして二人は登校することになるのか?

 

ワシャ子・ジジ子 別室登校するの巻〜その2〜に続く…

 

 

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主婦が語る「簡単キレイ・証明写真アプリに対する写真屋さんの嘆き」

われわれの仕事は、近い将来AIに乗っ取られるだろうと懸念しているsabi-seijiです。

 

スマホで証明写真が撮影できるアプリの普及

 

デジカメの普及やスマホの進化、プリンターの普及により、今まで技術職だった写真業は家庭で完結できるようになりました。

 

現代ではフィルムを扱うことができない人でも、プロフォトグラファーを名乗れるようになってしまったのです。

 

特にこれから時期、入試や就活に向けて証明写真を準備するお客さんが増えてきます。

 

わが写真館でも例外ではないのですが、最近はスマホのアプリを使って証明写真をプリントするお客さんがチラホラいらっしゃるようになりました。

 

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この小さな島でさえ増えたと感じますので、本土界隈ではさらに多いことでしょう。

 

そのままコンビニや写真館でプリントアウトできるよう、写真用紙サイズに合わせてレイアウトされるうえ、仕上がりサイズの指定や修正まででき、証明写真アプリは機能満載の便利なツールです。

 

あまりにもひどい写真が多い現状

 

ところがこの写真、注文するお客様は他の証明写真と見比べることってまずナイのではないでしょうか。

 

その影で、毎日毎日プリントを見続け、持ち込まれる証明写真データの残念さに唇を噛みしめ、可能な限りの明るさ修正を施し、お客様にプリントをお渡ししている写真屋さんがいることをご存知でしょうか。

 

この写真を就活のエントリーシートに使われるのでしょうか?

写真館で撮影してくれれば…

もう少し姿勢に気を配ってくだされば…

もっともっときれいな写真がお渡しできるのに…

 

持ち込まれるデータはライティングがされていない状態で撮影されているため、いずれも暗く、立体感がなくのっぺりとしていて、抜け感のない写真です。

 

過度に修正されている場合もあることから、老婆心ながら撮影のポイントや注意点をお伝えするのが、写真屋さんにできる精一杯の抵抗です。

 

金額は通常のプリント料金と同じなので写真館での撮影よりもはるかに安い

 

証明写真をきちんと写真館で撮影するとなると、やはりそれなりにお金はかかります。

 

できるだけお客様の負担を軽くするため、当店では4枚1セット/税抜き1.000円でお受けしています。しかもサイズ違いでの4枚でも同金額というサービスもしています。

 

対してスマホの証明写真アプリで持ち込んだ場合、Lサイズ1枚/税抜き30円でプリントすることができます。よく使われる履歴書4cm×3cmサイズの証明写真であれば30円で仕上げることができるのです。

 

写真館で撮影してもらうことのメリット

 

じゃあ安いに越したことないじゃん。

 

と思われるでしょうか。写真館で撮影した時、座り方や顔の向きをあれこれ指示された経験があるはずです。

 

まっすぐ座っていますが何か?

 

と思われたかもしれません。しかし、はじめから完全にまっすぐ座れる人がどれくらいいるか知っていますか?

 

最近の学生さんは特に顕著で、100人に1人いるかどうかくらい貴重な存在です。では、その他の人はどうかというと、顔の傾きや肩の高さが平行でなかったり、左右に振られて座ってしまいます。

 

これは決して特別なことではなく、人には利き手や利き足があるように、目も左右どちらか得意な方があり、それにより顔の中心がずれてしまうことがあるからです。

 

アゴが上がってしまう人は近視や乱視の傾向があったり、顔の傾きがある人は食事の噛み癖があるなど、骨格の歪みにつながっていることが経験上多くあります。

 

服装や姿勢、特にパスポートは決まりごとが多いのですが、そのあたりの規定も写真館であれば問題なくクリアできる品質の写真を、1回で提供してもらえるはずです。

 

まとめ 写真屋さんは金額に見合った仕事はきっちりといたしますよ

 

中には、どうしても写真館に出向けないという方もいらっしゃいます。入院していらっしゃる方、障害を抱えていらっしゃる方などです。

 

そうした方やひとり座り前の赤ちゃんの証明写真は特例が設けられていますし、写真館であれば知識も持ち合わせていますので、ご提案はできるはずです。

 

ここ一番の大切な証明写真は納得のいくクオリティーの写真で挑んでほしい。と、島の写真屋さんは願いつつ、あなたの頑張りを蔭ながら応援しています。

 

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