ジジ子と別室登校
次女ジジ子の別室登校について、学校へ提案書を持ち込んだ次年度(今年)のことについてお話したいと思います。
「別室の提案書」が引き継がれていたのかは謎のまま
「今年は実施できた別室ですが、来年度に特別学級がひとクラス増えるため、教室と教師を確保することが難しい。来年度は別室を設けることができないと思う。」と前年度の担任教師から告げられ、抜け殻となった母をよそに、担任教師と校長先生は、年度が変わるとともに転任してしまいました。
はたして私の提出した提案書は引き継がれているのか…それとも、解決済み案件として処理されたのか…
コロナ騒動の真っ只中だった4月、入学式いらい臨時休校期間となった学校とは情報交換もままならない状況でしたので「とにかく一度、情報交換の場を設けてほしい」とお願いしました。
本当は「で?結局例の件はどうなったのですか?」と聞きたかった母ですが、今回の話合いの目的は「新しい校長先生と担任の先生へのご挨拶とジジ子の近況報告」です。先生との距離感がまったくつかめないタイミングではズバッと聞くことができませんでした…orz
ああ。勇気のない母です。
別室登校が認められた!
さて、相変わらず数日に一度、午後から登校するかしないか。というスタイルのまま臨時休校が明けた5月中旬、なんと担任の先生から「別室利用できることになりました」との知らせが!
すっかり諦めていた母は小躍りしながらジジ子に報告しました。「別室なら行けるかな。。。」とはいったものの、すぐに動き出すわけではありません。というのも、別室でどんなことをするのか。どんなことを言われるのか。些細なことなのですが、学校への不信感があるジジ子は細かなところが気になるのです。
別室へ登校してみたジジ子の印象は、悪くはなかったようです。
先生によっては活動内容を学習に関することに限定されたこともありましたが、そこは「好きなことができるように交渉してみるよ」との経過を経て、現在は絵を書いたり、没頭している折り紙(折り紙といっても自立する立体的な動物やドラゴンといった、私の折り紙の概念を超えたもの)をしていても注意はされないそうです。
教科によっては教室へ入りますが、英語や数学といった教科はクラスメートに比べて随分と遅れているため、チンプンカンプンな授業を受けることは拷問に近くできません。
相変わらず数日に一度、給食からや午後から登校したりしなかったりの状況です。ただ、今はそれで良いと思っています。自分で体と相談しながらスケジュール調整をし、実行することが目標だとジジ子には伝えています。
結局私の提案書は意味があったのか?
さて、私の提案書は意味があったのか。先日、担任の先生に聞いてみました。
先生の回答は「提案書そのものを見たわけではありませんが、先日の話し合いのあと、教員みんなで話合い別室を設けることになりました。個人的には、ご提案くださった結果なのだと思っています。」とのことでした。先生ありがとー!
みなさん、提案が実を結ぶか無駄足となるか、結果はそれぞれその時々だと思います。今回受け入れられたからといって、すべてがそうとは言い切れません。ですが、しないより提案してみた結果、学ぶことも多かったと振り返っています。
例えば、
1.提案書の書き方を覚えたこと
2.私は学校だけに提案する手段しか思いつきませんでしたが、同時に多方面(教育委員会や教育相談窓口、SSWなどの行政関係など)へ提案する方法もあることを後から知ったこと
3.一人ではクレームと勘違いされやすいため、中立な立場の人(前に述べた行政関係者がベスト)に付き添ってもらうと受け入れてもらいやすいこと
などです。
それらの経験は、少なくとも私にとっては意味のあることでした。