つねにふりだし【 起立性調節障害と不登校 】

起立性調節障害から不登校になった娘との日常

不登校児の進路希望

こんにちは。午後の眠気と戦うsabi-seijiです。

 

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進路希望の季節です

 

先日、中学3年生になった長女に進路希望のプリントが届きました。しっかりと進路を見据えて、現実的に勉強を頑張っている子、まだまだ現実味を感じられない子、知り合いのママさんたちに聞いてみても色々なようです。

 

同じ島の中にも県立高校はありますし、島外も含めれば公立私立合わせて数校あります。ということで、我が家の長女に進路について話を振ってみました。

 

母 「高校はどこか行きたいところがあるの?」

娘 「島から出て、違うところの高校に行きたい!」

母 「それって、隣の島の高校?それとも、もっと違う学校?」

娘 「とにかく外の学校!」

 

うーん、話が大きすぎてよくわからない。

 

母 「外にはいっぱい学校があるから、遠くの学校に行きたいんだったら、

   寮がある学校がオススメだよ。」

娘 「どうしてそうなるかなあ。行くなってこと?(怒)」

母 「????」

 

こっちが聞きたいが、どうしてそうなる?

さて、このやりとりを娘と夫がするとどうかるか。

 

夫 「お前、高校行くのか?」

娘 「島から出て、違うところの高校に行きたい!」

夫 「お前、久米島の公営塾行けよ!」

娘 「とにかく外の学校!」

夫 「沖縄いいぞ!沖縄行こう!」

娘 「イエーイ!」

 

 あなたたちは旅行の計画でも立てているのデスカ?

で?ワタシは第一志望校の欄に何を書いたらいいのデスカ? 

ワタシ ニホンゴ ワカリマセン。

 

娘の希望と親の希望

 

親である私が現実的に話を進めると、娘は否定されたと感じるようです。ということは、娘に同調しながら、じわじわと本題に寄せていくといいのか?…めんどくさいわ!

 

提出期限は迫っているので、色々な人の手を借りながら、娘の希望について情報を集めてみました。

 

娘の希望は

 

・とにかく近隣の県ではないところ

・一人暮らしがしたい

・剣道は続けたい

・将来の夢はあるので、進学希望

 

といったところのようです。

それも踏まえた上での親の意見は

 

・心身の健康面に不安があるため、何かあった時に迎えに行ける距離

・飽きやすく、忘れっぽい性格のため寮生活ならOK

・剣道はどうぞ続けてください

不登校経験者の受け入れ体制がある学校

 

ということで、条件にあった学校を調べてみました。

 

親から伝えると、自分の意見を出しにくいかな、と思いましたので、主人の友達(娘の経緯を知った上で遊びに付き合ってくれる、なんともありがたい人)に頼んで、それとな〜くこちらの希望を伝えてもらいつつ、一緒に考えてもらうことにしました。

 

まとめ なんとか第一志望校のみ記入して提出

 

結果、第一希望校として岡山県にある私立高校を提出することができました。学力の面での不安もあるのですが、目標が定まると頑張れるかもしれませんし、あと数ヶ月の間、いけるところまでいってみよう!

 

中学校が合わなくて不登校だった娘に高校は通えるのか?という、そもそも論は、また別のお話。

 

あとは私たちがどれだけ稼げるか …ですな。

iPhoneカメラの可能性

おはようございます。sabi-seijiです。

このところ暗くて重い話題が多かったこのブログなので、今日は違った話題でお送りしたいと思います。先日、副業にしているライティングの仕事でiPhoneのカメラについて執筆する機会をいただきました。

 

時代の変化とカメラ

 

なぜプロカメラマンがあんなに大きくて重たいカメラの本体と、レンズを何本もガチャガチャ持ち歩いているか?

 

それは、与えられた条件下で最大限に美しい映像を残すのためです。

 

ポスターを作るとなると、それに見合った解像度とクリアさが求められますし、茂みの中に隠れてスクープを狙うパパラッチとなれば、限られたシャッタチャンスを確実に捉えなければなりません。

 

目的に合わせてカメラやレンズを使い分けているのですね。

 

しかし、現実はプリントしてもせいぜいLサイズ、なんならケイタイやパソコンの画面で見ることの方が多い時代です。普通の生活では子供の運動会を撮影する以外、携帯のカメラで十分な世の中になってしまいました。

 

iPhoneカメラのはスゴイ!

 

普段なんにも考えずカシャカシャ撮っていたケイタイカメラですが、よく考えると、あの小ささにも関わらず、広角から5cmくらいの接写までこなすレンズなのですよ。なにげに優秀なレンズさんです。

 

ひとつの画面の中で明るいところと暗いところに差がある場合、明るいところに合わせると暗いところがもっと暗くなっちゃうし、暗いところに合わせると明るいところが真っ白になっちゃう。もう、どうすりゃいいのさ!という悩みを解決してくれるダイナミックレンジの広さ。素敵です。

 

カメラを持ったままピントを指で合わせるには、ちょっと慣れが必要ですが、ピントが合うまでの時間は、安価なコンパクトデジカメより断然早いです。

 

ただ、小さいこともあり、安定性に欠けるのと、カメラを構えながらのAE/AFロックの操作には「もう一本手が欲しい!」と思うことがあるものの、あらためてじっくりと使うと、面白いなぁと感じるカメラでした。

 

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撮影後の加工

 

iPhoneの標準アプリは写真を撮影した後に明るさや色味を変えることができる機能も充実しています。他の加工アプリもたくさん出ていますが、基本的なことはカメラアプリに付いている加工機能で十分楽しめます。

 

今まで何気なく使っていた携帯のカメラ機能ですが、ピント合わせを工夫すれば背景をボカした撮影も可能ですし、きちんと使いこなせば楽しさが広がるポテンシャルを秘めていると感じました。 

 

まとめ 好条件下ではコンパクトデジカメよりiPhoneカメラ!

 

何より便利なのは、iPhoneで撮影した画像をそのままSNSなどにアップできるということです。プリント目的じゃないならば、なおのことiPhoneが便利ですね。ただし、目的に合わせた画像を残すことをお忘れになられませんよう、ご注意ください。

 

大切な家族写真や子供の成長記録、プリントとして残しておいた方が良い場合はきちんとしたカメラで残しておくことをおすすめします。データは壊れる可能性がありますので…あの時の無力感といったらもう…

 

話が外れましたが、用途に合わせたカメラを楽しもうという内容のお話でした。

 

 

オーバードーズ

おひさしぶりです。sabi-seijiです。

オーバードーズとは、薬を大量にのんでしまうことで、自傷行為のひとつ と考えられています。

 

連休前のある日のこと

 

私は出勤後、いつものように祖父母宅へと出かけた長女に用事があったので、私は実家へ電話をかけました。

 

私の父が電話口に出たのですが、娘は調子が悪く電話に出られないとのこと。

 

「調子が悪そうだから、電話は勘弁してやってもらえないか?」

 

朝は何ともなく、普通に会話もしていたので不思議に思い、状況をもう少し説明してとお願いすると、どうやら娘は家に常備している薬を多量に飲んだようで、体調が悪いと言うのです。

 

はい⁉︎  何ですって⁇

 

血圧は安定しているし、意識はあるのでそのまま寝かせているが、娘に私には黙っていてほしいと頼まれたため連絡せずにいたところ、逆に私から電話があり、悩んだ末に話した、というのです。

 

店番をしていた私はシャッターを下ろし、家に急ぎました。

 

飲んだ薬は鎮痛剤だった

 

家中のゴミ箱を漁り、見つけたのは私の頭痛薬(市販品)の箱と、空になったシートが1つ出てきました。

 

その鎮痛剤は頭痛持ちの私が常備している市販の薬で、イブプロフェンが主成分のものです。通常の服用量は1回2錠を1日3回までというもの。1シートということは2日分を一気にのんでしまったということになります。

 

すぐにいつもカウンセリングを受けている病院に連絡し、事情を説明した上で通院した方が良いかどうかをたずねました。

 

「意識がなかったり、顔色が急に悪くなったらすぐ来てください。安定しているようならば、なるべく多く水分をとらせてください。」

 

とのことでしたので、その旨を実家に伝え、どうやら急変することもなく夜を迎えることができました。夫には伝えず(極端に隠し事がヘタなため)、私も何も知らないフリをし、帰ってきた娘に対して自然に振る舞おうと努力しました(できてなかったかもですが…)。

 

両親の対応にモヤモヤを感じる

 

私は実家の対応に、少なからず疑問を持ちました。

 

私の母親は元看護婦ですから「こらあかん!」となった時の判断は、私より正確かもしれません。本人も「これはちょっとマズイかも…」という自覚はあったでしょうから、私たちに知られたくなかったことも想像できます。でも…やっぱり知らせて欲しかった。

 

なぜなら、娘がどう言おうとまずは

 

何の薬をどのくらい飲んだか

 

を確認する方が先では?と思ったからです。

 

幸いにも今回は頭痛薬が1シートしか残っていなかったからよかったものの、もし買ったばかりだったら…もし娘がもっとたくさん薬を飲んでいたなら…と考えると、命に関わることだけにゾッとしました。

 

両親はなぜすぐに知らせなかったのか

 

ここで疑問に思うのが私の両親は孫である娘の状況を把握しながら、なぜすぐに知らせなかったかということです。両親の言い分としては、

 

・ことを大きくしたくなかったから

・本人に口止めされたから

・このことで孫(娘)が私たちに怒られると思ったから

 

とのことでした。この言い分はわからなくはありません。しかし、私も主人もいい年の大人です。故意かどうかはさておき、精神状態が不安定な思春期の娘に対して、驚きはするものの、もはや「怒る」という行動に出るはずはありません。

 

私のモヤモヤの正体

 

娘は翌日から数日間、胃が痛いと言っていましたので(そりゃそうだ…)、さみだれ登校中の学校も剣道も休ませ、おかゆを食べる日が続きました。今は気持ちも上向きになり、日々の活動を再開するまでに回復したのでひと安心ですが、いつまた気持ちが落ちてしまうかと心のどこかでは警戒しています。

 

娘が薬を飲んだ理由については、もう少し時間が経ってからそれとなく聞いてみようと思います。何に対してかはわかりませんが、不安や不満で心が一杯になったのだろうと思います。

 

大事にならなくて良かった。と思う反面、モヤモヤが残ります。その正体を考えてみました。

 

・娘がオーバードーズしてしまったことのショック

精神的に不安定なのは認識していましたが、行動に移してしまった事実は、やはりショックです。

 

・私は両親に信頼されていないと感じたから

あの時、私が電話をかけなかったなら、娘の一大事を知らずに終わるところだったのです。さらに、私たちが娘を「怒る」と思われていたことにショックを受けました。

 

・娘が助けを求めた先が、またしても私たち両親ではなく、叔父・祖父母だった

今まで娘の面倒を祖父母に任せきっていた報いといえば、そうかもしれません。愛情足りてないのかな。

 

 

何事も冷静に受け止める精神力が必要ですね。時間をかけて自分の気持ちを整理したいと思います。

 

 

 

 

 

不登校と始業式

こんにちはsabi-seijiです。

新学年の新学期を迎え、親も子も忙しい日々をお過ごしのことと思います。

 

新学期を迎えて

 

さて、子供の担任の先生の相性は、本人はもとより、親としてとても気になるところです。特に不登校を経験した親にとっては、学校での楽しい体験が再登校へのきっかけになり得るため、大きな課題となります。

 

と書くと、やっぱり私は子供に学校へいって欲しいと思っているのだなと再認識させられます。口では「学校へは、通いたくなったら行けばいいよ。焦る必要はないよ。」と言っているものの、心の奥底では、同級生と学校で時間を共有して欲しいと思っているのです。

 

そして、そんな私の心を娘はきっと知っています。

 

新学期が始まって1週間、なんとか遅れながらも毎日学校へ通うことができました。が、昨日は初めて学校を休みました。

 

娘の頑張りがわかるだけに、以前のように強い口調では言いません。

 

「最近、頑張ってたから、疲れが出たのかな。」

 

くらいに受け止めることができるようになりました。

 

担任の先生との面談

 

新学期が始まって早々、新しい担任の先生と面談をしてきました。

 

・昨年の登校日は、登校日全体の半分くらいだったこと

・定期的にカウンセリングへ通っていること

・学校の宿題はしていなが、できる範囲で自宅学習していること

 

といった経過報告と先生との連絡方法を相談してきました。たいへん真剣に聞いてくださり、真面目な人だなという印象でしたが、規則が苦手な娘との相性はどうかな?とも感じました。

 

以前の担任の先生は地元の出身だったこともあり、かなり生徒との距離が近い先生で、プライベートなやりとりに抵抗のない先生でした。自分の携帯のメールアドレスを伝えてくれ、長女とも直接メールのやりとりをする仲でしたし、娘が望めば家まで迎えにきてくれていました。

 

ただ、昨年がそうだったからといって、新しい先生に同じことをお願いするわけにはいきません。先生の不登校児に対するスタンスを確認することの方が先です。

 

・欠席の日は連絡をしない代わりに、登校できるタイミングで連絡をしたい

 

と、こちらの希望を伝え、タイミング的には了承してもらいました。連絡方法については職員室に電話で伝えることになりました。

 

そして、娘の学校の規則としては「欠席する場合は必ず親が連絡する」ことになっているのですが、本人が連絡する場合があることを許可して欲しい、とお願いしました。

 

なぜかというと、仕事の都合でいつも私が連絡できるとは限らないからです。いつ起きてくるかわからない娘に、常時付き合ってはいられません。 

 

自分の健康状態を自分で伝える練習にもなりますし、本人が電話をかけることで電話口の先生との会話も生まれることを期待して。

 

 もちろん、欠席することを私か夫に連絡した上で、本人が学校へ連絡することを望む場合のみですけれども。

 

まとめ 不登校の子供がいる家庭の新学期は忙しい

 

次女も中学校へ入学を果たし、バタバタとしてはいますが、やはり気になるのは不登校気味の長女のことです。あまり気にし過ぎては疲れますので、ほどほどにしたいのですが、 担任の先生との情報交換はしておきたいと思い、時間をとっていただきました。

 

一生懸命しているにも関わらず、そうは見えない娘にとって、緩さの少ない短気な先生は相性的には良くはないのですが、付き合っていけば違う面が見えてくるかもしれません。

 

どんな先生なのか、楽しみにお付き合いしていきたいと思います^^

担任教師の異動

ご無沙汰しております。sabi-seijiです。

 

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学校も春休みに入り、子供達は毎日遊び倒しておりますが、元気で何よりなことです。さて、各学校の教職員の異動が発表され、PTAの役員さんはバタバタと気ぜわしい季節となりました。

 

不登校続きの長女は、中学2年生の最終コーナーを「さみだれ登校」という形で周り、見事ゴールテープを切ることができました。いただいた通信簿を見てみると、年間の授業日数のうち、三分の一くらいは出席できていました。

 

小さなところを拾い上げ、10倍くらい褒め称えてくれる、ポジティブな担任の先生からのコメントを読んで感動したのもつかの間、昨日、この先生の異動が決まったことを新聞で知りました。

 

「ああ…今年もだったか。残念。」

 

担任の先生の持ち上がり問題

じつは、長女は小・中学校通して毎年、担任の先生が変わっているのです。

 

私が小学校時代は2年間は持ち上がり、という先生が多かったのですが、近年の傾向なのか、学校の方針なのか、持ち上がりの先生は少なくなっています。

 

毎年、担任の先生が変わることで、たくさんの先生の考えに触れることができるという利点はあるのですが、反面、早くから信頼関係が築きにくく、クラスがまとまってきて、これから!というタイミングで終了。という残念なことも起こってきます。

 

長女の場合は、ほぼ後者のタイプ。歴代の担任の先生との相性は決して悪くなく、むしろ自由な意見を受け入れてくれるタイプの先生が多かったため、安心して相談することができました。

 

しかし、不登校という不安定要素の多い子供達にとって、前情報を担任の先生に毎年新規更新しなければならない状態は、本人にとっても親にとっても厳しいものです。過去の経歴を全てお伝えしなければ、今の状態を正確に伝えることができません。

 

細かなニュアンスの違いや、心の変化を読み取るには、ある程度時間がかかるからです。そして、先生の不登校に対する考え方も様々ですので、やはり「不登校は甘え」という考えの先生には、説明しても伝わらない部分が大きいのです。

 

どっちのタイプの先生が担任になるのか、毎年ドキドキしなければならない状況は、ちょっと勘弁してほしいな。というのが本音ではあります。

まとめ 未来の選択

ともあれ、次は受験を控えた最終学年に上がる長女。どのように変化し、自分の行く道をどのように選択するのか、楽しみに見守って行きたいと思います。頼むぞ!新しい担任の先生!

小さな緑のフワフワ

こんにちはsabi-seijiです。

今日は、私がアイコンに使用しているメジロについてお伝えしたいと思います。

 

ピーとの出会い

 

あれは数年前、ある日学校から帰ってきた次女がメジロを連れて帰ってきました。

そのメジロは学校の用務員さんがジョギングの途中で見つけたのだそうです。毛は生えそろっていたものの、まだ筆毛と呼ばれる状態が残っていました。

 

筆毛とは、生えたばかりの羽毛のことで、ストローのようなものに包まれているのです。このストローが外れると、みなさんご存知の、フワフワした羽になるのですね。

 

その状態のメジロのヒナに出会うことは、田舎といえども、そうそうありません。おそらく巣立ちの直前か直後かな?という感じでした。

 

野鳥のヒナは、私たちが想像するよりも早い段階で巣立ちます。巣立ちだからといって、いきなり飛び立つ訳ではありません。巣の近くの枝に止まり、親鳥からエサをもらいながら飛ぶ練習をし、だんだんと巣から離れていくのです。

 

そのため、巣立ち直後のヒナを落ちていると勘違いし、誤って保護してしまうことがあるのです。

 

その用務員さんによると、高いところに木が生えていて、おそらくはそこから落ちてきたのだろうということでしたが、しばらく離れて見ていても親鳥が近く気配もなく、頭上の木に戻すには無理と判断し、大人のメジロ用のゼリーを与えて、1日自宅で保護していたそうです。

 

鳥を飼ったことのある人ならば知っていると思いますが、雛鳥の餌やりは、まとめてあげることができないので頻繁です。だいたい1時間おきくらいでしょうか。

 

仕事を持っている人には大変ですし、ゼリーはあくまでおやつ用。きちんとしたエサを準備する必要があります。そのため、以前、スズメのヒナを育てていた我が家にやってきたのです。

 

私たちはそのメジロをピーと名付け、ウグイス用のスリエサを準備し、慎重にピンセットで喉の奥に入れて食べさせました。

 

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野鳥は飼っちゃダメ?

 

順調に大きくなりましたが、相手はあくまで野鳥です。野鳥は、法律で飼ってはいけない鳥です。ただし、スズメもそうですが、あくまでも野生に戻すまでの一時保護は認められています。

 

どんなに離れたくなくても、いつかは放鳥しなければならないのです。そのためには野生でも生きていけるよう、スリエサだけでなく小さな昆虫を弱らせてあげたり、みかんやブドウなどの果物をそのまま与えていました。

 

もちろん、飛ぶ力をつけるために家の中で放し飼いにしたり、水浴び場も準備していました。自分でエサを食べれるようになってからは極力触れ合いを避け、時々追いかけて怖がらせていました。

 

人間になついちゃダメですからね。

 

困ったこと

 

しかし、困ったのはフンの後始末…

 

どの鳥も、ヒナのうちは、ご飯の後にお尻をフリフリして、フンのタイミングを知らせてくれます。

 

メジロには、お気に入りの止まりポイントがあり、フンはその付近に集中しますから、新聞紙をひいて対処しました。

 

部屋のいたるとことに新聞紙が貼られているのも、放鳥目的ですから仕方ありません。

 

驚くべき野生の力

 

野鳥を育ててみて一番驚いたことは、DNAに刻まれている野生の力です。

 

誰に教えられるまでもなく、毛づくろいを始め、水浴びをし、メジロ特有のホバリングをし始めます。ある日突然にですよ!

 

メジロをあんなに近くで見るまで知らなかったのですが、胸の筋肉がすごいんです。

 

メジロって、細マッチョなんですね!女の子でしたけれど…

 

くちばしが黄色から黒に変わってきた頃、彼女は鳥かごから元気に飛びたって行きました。躊躇することも、振り返ることもなく…

 

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すぐにカラスや猫に襲われてしまうかもしれません。

冬の寒さに耐えきれず、落鳥してしまうかもしれません。

 

でも、それでいいんです。野生とはそういうもの。

 

今でもメジロの声が聞こえると、あの日のことを懐かしく思い出します。

 

少しの間、私たち家族と時間を共有していた、小さな緑の鳥のお話でした。

 

 

 

 

わたしの知らない世界

ごきげんようsabi-seijiです。

 

長らく間が空いてしまいましたが、確定申告も無事に終わり、ブログを書く時間が取れるようになりました。

 

毎年、確定申告の決算書作成の後に風邪をひいてしまい、調子が悪くなるのは、やはり歳のせいでしょうか。

 

 

イカ釣りにハマる

 

さて、最近の長女の動向ですが、イカ釣りに目覚め、今もひとりで釣りに出かけています。

 

長女のことを知らない方のためにお知らせいたしておきますが、長女は

 

中2の女子(キラキラ)

 

です。

 

中2の女子がひとりでイカ釣りって…

 

どうなんでしょうか?

世の中の、中2女子のお母様方にお聞きしてみたい。

 

これ、ありですか????

 

そんな娘です。

 

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脅し文句はほどほどに

 

さらに言うと、不登校ときどき午後から登校の自由な生活をしております。基本、不登校なので宿題もなく、していなかったからといって特にお咎めもありません。

最近では、

 

「もし宿題してこいって言われたら、不登校になってやる〜!って先生に言うわ。」

 

などと先生を脅すかのような言動まで出始めました(笑)

 

「すでに不登校だろ!!!」

 

と、自分でノリツッコミしています…

 

まあ、どんより落ち込んでいないだけ安心していますが、強がりが言えるくらい元気が出て回復したのかなあ、と喜んでいます。

 

先日行われた学期末テストには出席し、テストを受けることができました。

 

返ってきた点数は、自分では納得のいくものではなかったようですが、順位はクラスの真ん中くらいだったので、学校行っていない割には、よくできている方かと思います。

 

正直、不思議でなりません。

 

どちらが正解?

 

少し頑張って勉強すれば、もっとできるのでは?

 

と思いますが、娘にとってそれは愚問。

 

1時間授業に出て、自分が飽きなくらい面白い授業なら喜んで受ける!

でも自分が集中できるのは、せいぜい15分だからね!

 

という、かなり上から目線の持論を持っているからです。

 

まあ、寝ていてもいいから、毎日学校で授業を受けるのと、自宅で自分のペースで集中して勉強するのと、どっちが効率的かといえば…

 

一般的には前者が良くて、後者はもってのほかなのですね。

 

まとめ 目指すのは、行ったり来たりできる人

 

一般常識とは、社会における大多数の人によって決まるものです。その常識が通用しない人たちはマイノリティーとなります。

 

ただやはり、社会で生きていくには、その一般常識の中に身を置くことになるのです。では、自分を壊してまでその社会に生きなくてはならないのか、といえば決してそうではありません。

 

自分が壊れてしまった時点で、その社会からは違ったところに身を置かなくてはならなくなるからです。そして一旦壊れてしまったら、戻るにはとても時間がかかる。

 

自分が壊れる前に、自分の意思で決める元気があるうちに、離れたり戻ったり、自らのタイミングでできる人になるのが理想だろうな、と思います。

 

子供が不登校になると、今まで見えなかった世界が見えてくるんですね。

 

 

 

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