つねにふりだし【 起立性調節障害と不登校 】

起立性調節障害から不登校になった娘との日常

アウトプットのススメ

 

みなさんは、ストレスと上手に付き合えていますか?

 

うっかり我慢して、休むタイミングを逃していませんか?

 

美味しいスイーツを食べたり、スポーツでストレスを発散したり、ペットと触れ合うなど、ストレス解消の方法は人それぞれですね。ホワホワっとした気持ちになって、嬉しさや楽しさを感じることができた時には、元気や勇気が湧いてくるものです。

 

最近気がついたのですが、私の場合、疲れてくると頭痛が始まり、音に敏感になってしまうようです。

 

我が家には、約1年間、中学校へ通えなかった娘がいます。

 

娘は、絶えず誰かに話しかけていないと落ち着かず、テレビを見ながらでも独り言をいうという癖を持っています。こちらの都合にお構いなしに話しかけてくるので、文章を考えている時や、疲れが溜まってくると、どうしてもイライラしてしまいます。

  

「私が我慢して、この子に合わせてあげなければ」

 

と、伝えることよりも気持ちを抑え込むことが解決策だと思っていた私は、イライラを募らせながらも「自分が我慢すればいいことだ」と思っていました。その結果、突然プチっと我慢の糸が切れて怒鳴ってしまう、ということを繰り返していました。

 

「このイライラをどうにかする方法はないものか」と思案していたところ、気持ちを紙に書き出してみるといいというのを以前、本で読んだことを思い出しました。

 

問題を抱えている時というのは、心や思考がごちゃごちゃしていて、イライラとモヤモヤでいっぱいです。そんなイライラとモヤモヤを、ぜーんぶ紙に文字として書き出してみるということを始めてみました。ほんとに全部ですよ!書くだけなら、誰も傷つけることはありませんから、安心してピーな言葉も書いてしまいましょう。

 

そうすると、自分が文字としてアウトプットしたものを、視覚を使って改めてインプットするという作業をすることになります。すると、頭の中で考えているときよりも、ずっと客観的にとらえることができました。思いをランダムにガーッと書いて、思考を矢印で結んでいきました。

 

こんなことがあった→こう感じた・こう思った・こんなことも感じた…→ひょっとしてこれにモヤモヤしてる?

 

といった具合に、いちばん引っかかっている気持ちが見えてきました。しかも、この作業を何回か繰り返していると、同じ気持ちににたどり着くことがあります。それだけでも絡まった糸が少しほぐれたように感じ、スッキリとすることができました。

 

私の場合は、娘が学校に行けなくなったことの責任は自分にあり、自分が思っている以上に「子育てに失敗した」と感じていて、親としての自信を全く無くしているんだなぁと改めて気づきました。

 

おかげで何かあると自分が責められていると感じ、感情がキャパオーバーを起こしてしまう、といった悪循環にはまっていたのだとわかりました。

 

そういえば、娘に対しても無意識に我慢することを望んでいたのかもしれません。

 

「今は体調がよくないから、少し音や声を小さくしてね」と伝える前に「私はこんなに苦しんでいるがわからないの?もっと察してあなたは我慢をするべきだ。」と自分の価値観を押し付けて勝手にイライラしていたように思います。

 

音をうるさく感じ始めたら「疲れているんだな」と自分で認識し、相手にあわせるだけでなく、自分の気持ちを尊重して少し家事を休み、ホワホワした気持ちを感じられることをして休息するように心がけました。と同時に、なるべく自分の状況や気持ちを相手に伝える、ということを心がけるようになりました。

 

このように私は、自分の感情と向き合う大切さを、娘の不登校を通じて改めて知ったのです。これ、意外と夫婦間にもあてはまることだったりするんですけどね…その話はまた今度。

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