学校へ行っていない子供たちを持つ、親に送るエール
こんばんはsabi-seijiです。
今回は娘が不登校になったら、自分の親・弟との関係がしんどくなった話です。
以前お話ししたように、私たち家族(夫・私・中2長女・小6次女)と私の実家家族(父・母・現在は弟)の間には、長女の不登校に対しての方針に違いがあります。
意見の多様性といった点では、どちらかに完全に合わせる必要はないと思っています。ただ、娘が学校へ行っていない時間の過ごし方の方針や、受け取り方が違っていると、いちいちすり合わせをしなくてはいけません。
それだけ余分に時間・体力・精神力が必要になります。
孫や姪を心配してくれるのはありがたいのですが、「自分たちが何とかしなければ!」という思いが強すぎると、親との温度差ができてしまい、すれ違いが起きてしまいます。虐待の恐れがあるなど、よほどの緊急事態でない限りは、周りが親以上に心配したり、親が望まない介入をする必要はないのでは?と思います。
といったことを伝えると「もっと娘を心配してあげないと! 自分たちだけで解決しようとせず、私たちの助けも受け入れて!」となるんですね。
ん?なんだかモヤモヤするぞ?
実家の人々には、私たちが娘の心配をしていないように見えるのかな?
カウンセリングにも通い、使えるネットワークはフルに活用し、完璧にはほど遠いけれど、自分たちなりに努力はしているつもりで、何もしていないわけではないのだけれど?
と、ありがたいはずの助言も、親の努力不足だと責められているように感じられ、素直に受け取ることができません。娘は実家の対応が合っていたのか、いっときは家に帰りたくないと泣いた事もありました。
時間に関係なく、夜中にでも出かけてしまうのはさすがに問題ですので、娘と話し合い、行ってもいい時間帯のルールを決め、最近はずいぶんと家で過ごせるようになってきました。向こうでの時間をどのように過ごしているのか、やはり気にはなりますので定期的に聞きに行くのですが、実家に行くたびに、なぜかしら私の精神は削られます。
不登校という現象によって、本人の問題だけでなく、夫婦間、親子間の問題が浮き彫りになるとは思ってもいませんでした。ただ、ひとつひとつ解決していかないと、絡まった糸は急にはほどけません。
「娘のためには、引くべきところは引かなければならない」と頭では理解しているものの、心からとなると難しく、時間がかかってしまいます。実家からの働きかけは、娘のためを思っての行動だとわかってはいるのですが、親のプライドが邪魔をして、好意的に受け取ることができません。
ときどき「あれ?これ何かの精神修行なのかな?」と思いながら、自分の心と向き合っています。
状況は様々あるでしょうが、全国の学校へ行っていない子供たちを持つ親は、どうにかして自分の気持ちに折り合いをつけ、現実を受け入れながら生活していらっしゃることと思います。
その頑張りは人目に触れることはありませんが、流した涙は子供を思う気持ちがあるからこそですよね。
進んでいるようにも、後退しているようにも思える毎日を、不安と孤独を抱えながら過ごしている、全国のお父さん、お母さん、
その頑張り、誇りに思っていいですからねー!