つねにふりだし【 起立性調節障害と不登校 】

起立性調節障害から不登校になった娘との日常

母の決意

こんにちはsabi-seijiです。

 

ブログを書き始めたきっかけは、文章を上手に書くことができるように、また、打ち込みをスムーズにするための練習でした。しかし、娘のこと、自分のことを書くことで、過去の自分と向き合うことができ、少しずつ自分の心が整理されているように感じています。

 

先日、数年前から行ってみたかったイベントに、ひとりきりで行ってきました。

 

夫も行きたいと行っていたのですが、あえてひとりで行ってきました。

 

結婚して子供ができ、ひとりで行動する機会はめっきり減ってしまいました。さらに最近、娘が学校へ行かなくなったことにより、より一層ひとりで何かをするということが少なくなっているな〜。と感じています。

 

たまには自分のために何かをしてみようと思い立ち、夫が眠っているのをいいことに、ひとりで出かけてきました。

 

娘たちに、一緒に行かないか聞いてみると、それぞれに用事があったり寝ていたいと言ったことから、これ幸いとイソイソと出かけたのです。

 

家事を済ませて出かけると、もうお昼近くになってしまいました。ということで、イベント会場へ着いてまずは腹ごしらえ。お天気も良く、知らない人に囲まれてとる昼食は久しぶりにボッチ感を堪能でき、寂しいというよりは、新鮮な気持ちになりました。

 

会場では様々なワークショップが開かれていて、その一つの「棚作り体験」に申し込みをしました。知らないことを体験できる久しぶりの時間にワクワクが止まらず、さらに私を担当してくれた先生が、インドネシアからの研修生で23歳のイケメンだったこともあり、さらにテンションが上がり質問ぜめにしてしまいました。

 

「変な日本人」認定されているかもしれませんが、ニッコリと笑いながら神対応をしてくれたイケメン君に感謝です。

 

棚も無事に組み上がった頃、夫から電話があり、一人で出かけたことに不満を漏らしていましたが、ケータイを耳から遠く離して空返事しておきました。

 

子供や夫の金魚のフンではなく、自分の意志で行動を決め、自分の足で歩いているという感覚は、忘れそうになっていた何かを思い出させてくれました。

 

日本の、特に女性には、まだまだ夫や子供に尽くすことが求められている風潮があります。

 

母になると、自分のことは後回し、「自分の時間」を渇望しながら「今は仕方ないよね」と無理やり納得させ、心の片隅に追いやるしかない日常を、淡々と過ごしている人も多いのではないでしょうか。

 

「何で私だけ自分の時間を削らなければいけないの?」

「家族を思いやる気持ちを、なぜ母である私だけが搾取されなければならないの?」

「家族って何?夫婦って何?」

 

そんなドス黒い思いがフツフツと湧いては消え、湧いては消え、たった半日、されど半日、子供と夫に叛旗を翻した私の反抗期は、夕食の時間を迎えるとともに、あっけなく幕を閉じました。

 

ちょっとずつ自立しよう。そして、自分で歩ける力をつけてみよう。と母は密かに思いましたとさ。まあ、結構スッキリできたから、もうしばらくは頑張ってみるかな。

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