つねにふりだし【 起立性調節障害と不登校 】

起立性調節障害から不登校になった娘との日常

「娘、ABCクッキングスタジオへ行く」の巻

不登校になってから「自分は何をしてもダメだ」と自信をなくしてしまったため、どんなことからでも自信や好奇心を取り戻してほしいと思い、

 

「やってみたいことがあれば、応援するからできる範囲でやってみれば?」

 

と伝えました。その中で娘が関心を示したものは

 

  • 料理教室にひとりで通うこと
  • 道教室に通うこと

 

です。

 

気軽に提案してみたものの、忘れちゃいけない、ここは離島

 

「う〜ん、通える範囲に都合よくあるかなあ。」

 

と思いながら探してみると、バスで1時間のところにABCクッキングスタジオを発見!

 

 不登校になることによるデメリットのひとつが、人と交流する機会が減ってしまうということです。

 

せっかく今までに培ってきたコミュニケーション能力を衰えさせないため、大人子どもの区別なく、少しでも人と話せる機会が作れればなあ。と思いはしましたが、

 

正直、往復2,400円の交通費はイタイよ…

 

が悩んでいても始まらない!ここは思い切ってみよう!

 

娘にも通えるか聞いてみたところ、スタッフが丁寧に手順を教えてくれる上、食器を洗いに行くタイミングも、適宜指示してくれるとのことでした。小グループ制のため、数人で作業をするので、人との出会いも経験することができます。

 

料理は生活に直結したスキルですし、美味しい料理が作れ、家族に振る舞えば喜ばれるため、自信につながります。

 

また、必要なものを事前に揃え、順序よく作業をする練習にもなりますので、見通しが苦手な娘にとっては、楽しみながら苦手を克服する手段として有効だと考えました。

 

本人が不登校のため、平日に通う場合があること、遠方からバスを使って1人で通うことをスタッフの人に伝えると、こころよく受け入れてくれました。

 

ABCクッキングスタジオクッキングコースのほかにブレッドコースケーキコースがあります。

 

契約担当のお姉さんは話上手な上、キラキラとした店内で、美味しそうなパンやケーキが焼きあがる、あの幸せな匂いを嗅ぎながらの契約になります。

 

ついつい「じゃあ他のコースも…」と流されそうになりながら、やばいやばい。タレそうになるヨダレをぬぐい、どうにか正気を持ち直して、堅実な契約をすることに集中、集中!

 

娘が選んだのは

 

  • クッキングコース 基礎クラス 12回 16,038円
  • クッキングコース 応用クラス  6回 30,780円
  • ブレッドコース  基礎クラス  6回 16,848円
  • 入会金(学割で半額) 12,960円(6,480円) 

 

 という契約。

 しめて70,146円ナリ(もちろんリボ払い)。

 

出費は痛いですが、スキルを身につけるためには投資も必要だ!と無理やり自分を納得させました。

 

 予約はオンラインからでき、好きな時間帯と数種類あるメニューから好きなコースを選び予約を入れるシステムです。また、半月ごとにメニューが替わり、様々な料理が楽しめます。

 

 

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結果として、クッキングスタジオは娘にあっていたようで、日を選びながら、継続して通っています。

 

毎日通うと、すぐ終わっちゃうからね〜。

 

「今日こそは学校に行かなくては!」と思えば思うほど心と思考が固くなり、体がこわばって動けなくなる。そして罪悪感にとらわれてその日一日活動できない…

 

ということを繰り返していました。

 

それじゃあ精神衛生上いいわけないよ。登校できない日は、気持ちを切り替えてエネルギーを補充する日にすればいいと思います。

 

「平日にレッスンを入れようよ。昼活動できると、夜に気持ちよく眠れるようになるかもしれないよ。」

 

となかば強引に誘い出し、平日の午前中にレッスンをして、お昼に作ったものを食べ、買い物をして夕方までに帰るというスケジュールを組んで、とにかくスタート。

 

体調は良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら日々を過ごしていますが、冬休みに入ったことで、幾分かは罪悪感から解放されているようです。起床時間が気も〜ち早まりましたのでね。

 

不登校の子どもを持つ保護者さん、当事者の子どもさん、せっかくの冬休みです!つかの間

 

「学校行かなきゃ!」

 

の気持ちから解放されると良いですね。心穏やかに過ごせることを願っています^^

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