つねにふりだし【 起立性調節障害と不登校 】

起立性調節障害から不登校になった娘との日常

学校の忘れ物を少なくするアイデア

 私自身、忘れ物が多いsabi-seijiです。

 

「忘れ物くらい誰でもするさ。」と思ったいる方も多いでしょうが、忘れ物が時々あるくらいでは、人生そうそう困ることはありません。

 

 

sabi-seiji.hatenablog.com

 

 

「そりゃああるさ。人間だもの。」

 

と思えるくらいであれば、生活に支障が出ないくらいの頻度だと思われます。

ところが、それが原因で生活に支障が出るとなると、困ってしまいます。

 

例えば、

 

・物を探す時間が多すぎて約束の時間に遅れる

 

・忘れる頻度が高くなることで、自信がなくなったり人と関わるのが不安になる

 

といった具合に、忘れ物をリカバリーするために、時間や精神力を削られるようになると、生活が楽しくなくなってしまいますね。

 

チームで作業する場合などは他の人に迷惑をかけてしまいますし、怒られたり呆れられたり、信頼関係が壊れたりもします。

 

こういった悩みを抱えている子は、忘れるだけでなく「失くしてしまったり壊してしまったり」することも少なくありません。

 

大人の場合、「そんなことは自分で解決してください!」

 

と放って置くこともできますが、子供の場合、親がフォローすることになるのです。これ、毎日となるとストレスがたまります。

 

我が家も、学校から配られるプリントは届かず、教科書やドリルを失くしていることもしばしば、お弁当がいることをその日の朝に知らされる、といったことは珍しくありません。

 

そこで娘に「何とかしてください」と言ったところ、小学生時代に自分で編み出した工夫が

 

・毎日全教科の教科書を背負って登校する

・腕にマジックでメモをする

・家で使わない物は極力学校へ置いておく

 

というものでした。

 

ランドセルはいつもパンパンですが、脚力の強化には役立ったと思います。強度と軽量化を兼ね備えた日本のランドセル、すげえです

 

マジックで腕に書いたメモは、娘の場合、単語ではなく文章です。しかも一文字が大きくスペースが足りないため、年々書く範囲が広がっていき、最後には、

 

お前は耳なし芳一か!

 

くらい書いていました。

 

 

が、残念ながら、中学校ではそれが通用しなくなったのです。

 

 

教科が増えたため、教科書やワークブックが多くなり、全教科持ち歩けなくなりました。

 

そして、腕のメモは、部活の剣道で汗をかくと消えてしまうというハプニングに加え、見た目にもよくないため、腕ではなく連絡帳に書くよう先生から指導されたのでした。まあ、女子中学生の腕が耳なし芳一っていうのもね…

 

私はまったく気にはしませんが…www

 

娘は、自分が納得できる方法でしか記憶することが難しく、そもそも持続する気が起きません。かといって記憶する能力が低いのかといえば、そうではないのです。

 

興味(ワクワク)のある、なし

 

全てはその一点にかかっているのです。「こんまり」さんのいうところの「トキメキ」でしょうかね。

 

興味がある分野については驚くほどスムーズにことが運ぶため、「ワクワク」が記憶を引き出す「カギ」になっているのではないかと思います。

 

案の定、娘の忘れ物は増えてしまい、注意され、自信をなくして凹む毎日。

 

そこで、何とかできないものかと新しい方法をカウンセラーさんと一緒に考えてみました。

 

教科書を教科ごとに袋にまとめる

 

100均に売っているA4サイズでチャック付きの袋に教科書、ノート、ワークブックをまとめて入れました。

 

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バラバラにしておくと探す時間がかかる上、忘れ物が多くなります。そこで袋を使ってまとめることで、その教科の袋をひっつかんでカバンに放り込めばよい状態にしてみました。

 

ただ、最初は袋ではなくマチのあるファイルを使っていたのですが、素材が硬く、通学カバンに入れる際にかさばって入りきらない、という問題点が見つかったため、柔らかく、かつ外から中身が確認できる今の袋に買い換えました。

 

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このファイルは現在、次女が使っています。次女曰く、

 

「ファイルでもまったく問題なくカバンに収まるけど?」

 

とのことでした。どっちがホントなの?

 

Googleカレンダーで家族のスケジュールを共有

 

夫が機種変更したSIMなし携帯を使い、娘の通院や勉強のスケジュールをGoogleカレンダーで管理することにしました。

 

そして、カレンダーを共有することで

 

1. アラームで教えてくれる

2. 娘が忘れても私が声かけできる

 

といった忘れることを前提とした対処が可能になり、伝えた伝えていないといったトラブルやストレスが減りました。

 

ちなみに夫の仕事のスケジュールもこれで共有しているため、夫の物忘れサポートも兼ねることができ、便利です。

 

 

sabi-seiji.hatenablog.com

 

 

授業の時間割も携帯を利用し、Siriなどの音声入力やカメラ機能・メモ機能などを使えば、書き取りが苦手な子も簡単に記録ができると思います。

 

まとめ 使えるツールはフルに活用しよう!

 

残念ながら、娘の通う学校では携帯電話の持ち込みは許可されていませんので、家庭でのみ使用しています。もしくは発達障害の診断があれば「合理的配慮」が適用されるのかもしれませんが、娘には診断を受ける意思がないため実現はしていません。

 

「なんなら教科書もPadにPDF保存すれば、忘れ物も減るし、軽いだろうにな〜。」

 

と考えてしまいますが、学校は「全員ができる環境が整うこと」が前提なので、難しいと思います。

 

ともあれ、我が家で効果のあったアイデアをご紹介しました。その子によって、合う合わないはあるかと思いますので、ご参考まで。

 

お読みいただきありがとうございました。活用できるツールは日々探していきたいと思う母でした。

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