相手に気持ちを伝えるには、言葉も文化も違う国の人に伝えるのと同じくらいでちょうど良い
子供たちには宿題しろ〜と言いながら、横で仕事もせずにブログ書いているsabi-seijiです。
次女のジジ子、憤る
中学生になり、卓球部に所属する次女、ジジ子が今日の部活から帰ってきた時のこと。
ジ「今日の部活、1時間早く始まる日だった〜!」
大きな大会が近いことから、いつもの部活の時間より1時間早く始まると、昨日、顧問の先生から聞いていたとのこと。
ジ「部活が始まる前に説明されたから、部活してる間に忘れちゃったよ。」
母「あれま。で?先生には怒られなかった?」
ジ「怒られた…で、ずっと審判やらされた。」
どうやら、先生は練習に遅れたバツとして、練習ではなく審判の役割をジジ子に与えたとのことです。ところが、
ジ「ずっと審判してたら、また先生に怒られたんだよ。おかしくない?」
母「それはまた、どういった理由で?」
ジ「先生がさ、『お前、そこは次からは気をつけますから、練習に参加させてくださいって言うところだろ。』って言うんだよ。審判楽しくて、練習しなくていいからラッキーって喜んでしてたのに…」
なるほど。先生はジジ子が、
あッ…(察し)!!!!!
となることを望んでいたということですね。しかし、ジジ子はスポ根タイプではなく、部活は楽みたい派。ですので、先生の思いとは全く違った反応をしてしまったとのことでした。
これ、社会人になりたての人が上司に
「やる気がないなら辞めちまえ!!!」
って言われてアッサリ辞めちゃうパターンと同じじゃない?と、母はニヤニヤしながら聞いておりました。
現代っ子世にはばかる
さて、察しのできない現代っ子の中学生、ジジ子の言い分としては、
ジ「そうして欲しいなら、はじめからそう言えばいいのに(怒)!」
うん…まあ、先生はこっぱずかしいうえに回りくどいため、そんなこと言えないでしょうね。でも、相手は現代っ子。結果的に、先生は言いたくないことを言わなきゃならないことになったわけです。
顧問の先生は20代後半の男性教師です。その年代の人でも、まだそんなやり取りをするんだな。と思いました。もしくは、わが家の子の子供たちの察し能力が低いのかもしれません。
まとめ 自分の本当の気持ちは 素直に正しい表現で伝えてはじめて 相手に伝わる
このことは、わたしが子育てにおいて学び、反省した点です。
意外と難しく、うっかりはしょってしまうため、日々心にとめております。自分の気持ちを相手に伝えることの苦手は「わがまま言っちゃ悪いかな。」「そこは察してくれてもいいじゃない。」と勝手に思ってしまい、自分の感情を相手に伝えずに飲み込んでしまうのです。
でも、この方法では子供たちには伝わらなかった。
心配のあまり怒ってしまう
その場しのぎの脅し文句を使う
といったことでは、子供を混乱させてしまうだけで、肝心の「本当に伝えたいこと」は伝わっていなかったのです。
子供たちが大きくなった今、自分の気持ちを言語化できるようになったことで、過去にあった事柄をどのように受けとっていたのか、チラホラと伝えてくれるようになりました。
こちらの思いと全く違って捉えていたことや、言い間違い、受け取り違いをしていることが案外と多いことに驚きます。それ以来、子供たちを言葉や文化の違う国の人だと思って、なるべくわかりやすい言葉で簡潔に伝えるよう、心がけています。
ジジ子、そう怒るな。おもしろいブログネタをありがとよ!
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台風の日の新聞配達に欠かせないアイテムはこれだ!
先日の台風の配達で、カッパに穴が空いていることが判明し、ガックリきているsabi-seijiです。
台風の日の新聞配達に欠かせないアイテム その1.【キャップ】
ハットではなく、あくまでもキャップ。
なぜゆえに?
それは、台風の雨の中、キャップのツバが雨を遮って、視界を確保してくれるからです!ハットのツバは柔らかすぎるため、自転車の風圧に耐えられません。あと短すぎ。
まずはキャップ、その上にカッパのフード、仕上げに自転車用のヘルメットを被るといった出で立ちが、正しい雨仕様の配達ルックです。これ、あくまでも自転車の場合ですよ。バイクの場合はフルフェイス。
キャップのツバで、容赦なく前から振り込む雨をシャットアウト!
カッパのフードで覆うことにより、後頭部から首に滴る雨を完全ブロック!
さらには、ヘルメットで風に煽られるフードを押さえ込み
暴風雨で飛んでくる突然の障害物から頭部をガード!
安心の3ステップです。
台風の日の新聞配達に欠かせないアイテム その2.【タオル】
タオル?そりゃ当たり前じゃん。とお思いのそこのあなた。
配達員(私)の持つタオルは、自分の汗を拭うためか?
否(いな)!
配達員(私)はタオルを自分のためにではなく、新聞を守るために持っているのです。
新聞の大敵はそう、水です。その吸水性の良さに定評のある新聞紙は、水に濡れると、途端に弱い!私の豆腐メンタル並みに弱い!
雨の日は通常、新聞をナイロン袋に入れるのですが、少々の雨の日や、ポストが軒下に設置されているところは、経費削減のため袋に入れずに配達しています。
雨に濡れた手で新聞を触ると濡れてしまうため、新聞をポストまで運ぶ前にタオルで手を拭っているのです。いや、これ、「ナイロン袋ケチるなよ…」って思いますが、支配人のご意向ですので、厳守。
さらには、外壁に直接設置されているタイプのポスト。
こいつには要注意です。
投入口が狭い上、若干の「雨よけ」がついているため、この「雨よけ」に雨が滴っているのです。こやつを避けながら投函することは不可能。そのまま強引に入れれば、もれなく新聞の表面で拭うかたちになってしまいます。
ということで、「雨よけ」を手でスーッと拭って、タオルで手を拭き、水ぬれを最小限に抑え、ミッションクリアです。
台風の日の新聞配達に欠かせないアイテム その3.【カバン】
バイクでの配達は後ろにBOXを装着しているのですが、自電車は家族で共用しているためBOXをつけることができません。
そのため、晴れた日には前のカゴに入れて配達しているのですが、雨の日は特製肩掛けカバンを持参しています。
雨の日はポストに出来るだけ近づくため、肩掛けカバンに入れていきます。普通のカバンだと濡れてしまうため、ビニール素材のカバンにゴミ袋を仕込み、濡れない工夫をしています。
カバンにするメリットは、自転車から離れた瞬間に突風にあおられ、自転車が新聞もろとも倒れるという、最悪の事態を免れることができること。
水たまりに浸かってしまった新聞を前に、泣きそうになること数回、失敗を糧にするための打開策として、肩掛けかばんで新聞を死守することを選びました。
配達所が配達区域の中間点にあるため、母艦(配達所)で新聞を補給しながら挑みます。
まとめ もちろんマストアイテムはカッパと長靴
デザインよりも耐久力!
多少高額なのは必要経費と割り切って、カッパと長靴はいいものを購入します。でないとすぐに穴が開いてしまい、逆に経費がかさんでしまいます。
長靴のかかとが裂けていた時のガックリさといったら、もう。
ということで、雨具だけは信用できる品質のしっかりしたものを選びましょう!以上、だれ得?情報でした。
起き上がれなくて不登校だった娘の頭がブヨブヨだった件
おはようございます。
2年前の今頃、長女の体調は坂を転がるように悪くなり、頭痛、腹痛、朝起きれないといった症状を抱え、ザワザワした気持ちで毎日を過ごしてたsabi-seijiです。
現在は、調子が良ければ朝7時には起きれるようになり、少しずつ学校へ向かう日も増えてきました。朝から一日通しての登校は気疲れもあり、つらそうな時にはお休みにするよう、わたしも提案することができるようになりました。
2年前と今と、娘の体の変化で気になったこと
起立性調節障害(OD)の症状がひどかった2年前と今とででは、一体何が違うのでしょう?体の中のことはわかりませんので、外から見た変化は何かないかと言われれば、娘の場合は、
頭の硬さです!!!
いや、石頭とか頑固者といったことではありませんよ。本当に、頭皮が柔らかかったのです。
娘、頭が柔らかい!!!ふかふかしてる!!!
サンサンと太陽を顔に浴びながら寝ていて、起こしても反応のない娘に対し、マッサージでもすれば起きられるのでは?と半分怒りを込めながら、耳をモミモミしておりました。
その時、ついでに頭も…と思って触ってみたところ、頭皮が以上に柔らかい。頭頂部に至ってはもう、ブヨブヨと表現してもいいくらいです。寝ている娘の頭頂部を押すと、指が沈むのです。
頭って、頭蓋骨があるのに、こんなにお肉つくものかな?
と不思議に思い、自分の頭を触ってみましたが、わたしはこれまたカチカチ。家族の頭を触ってみても長女が一番柔らかい。その時は「人によって随分と違うのね。」と思っていました。
運動部に所属していた中学生の娘です。ショートカットにしてからというもの、あらためて娘の頭を触る機会はなくなっていたので、柔らかいのはたまたまのことなのか、いつものことなのか、その時は判断ができませんでした。
それが昨日、少し伸びた髪が校則に違反してしまうため、先生から「くくってきてください。」と指示されたそうで、久しぶりに長女の頭を触る機会がありました。
あれ?頭がブヨブヨしなくなっている!!!あの柔らかさは普通じゃなかったのか。
とその時に気がつきました。
なぜ娘の頭はあんなにも柔らかかったのだろう?
押してみた感触が足のむくみに似ていたことから、原因は「むくみ」なのかな?と思いました。
不思議に思った時はすぐにgoogle先生です。「頭 むくみ 理由」で検索したところ、美容系の記事が多く出てきました。頭皮と顔の皮はつながっているので、頭皮マッサージで小顔を目指そう!といった内容のものです。
なんか違う。
と思いながら検索結果を眺めていると、中に「睡眠障害」といったキーワードが見つかりました。ああ、確かに半日睡眠がズレていたし、12時間くらい寝ていたし、診断を受けた訳ではありませんが、症状的には「睡眠障害」だったと思います。
調べていくと、他にもストレスや自律神経が上手く働かないことからむくむこともあると書かれていました。この辺りまでくると納得!
人は通常、立って活動していますから、足がむくむことが多いのですが、娘の場合は寝ていることが多いので、頭がむくむことは考えられます。「起立性調節障害」は自律神経が上手に働かないという症状がでますし、なにせ動かない。というか、動けない。そりゃむくんでも仕方がないですね。
なぜ改善したのか
わたしには医学的な知識はありませんので、原因も改善理由もわかりません。
現在「起立性調節障害」で悩んでいるお子さんや、そのご家族にとっては、いつ改善するかもわからず、明確な治療方法もないことから、とてもツラく不安な毎日を過ごされていることと思います。
ですので、これをすれば良くなったよ!といった事例をご紹介したいのですが、症状も様々、子どもの環境も様々でしょう。でも、これだけは確かなこと。
時間が経過することで、症状は明らかに良くなります。
症状が軽くなったから気分が軽くなり、活動的になったのか、気分が軽くなったから活動的になり、症状が軽くなったのかはわかりません。サプリや照明器具を購入しそうになるほど不安になり、少しでも早く治してあげたいと焦っていた時もありました。
不安に押しつぶされないで
決して悲観しないで
そこから抜け出せる日は必ず来ます。
焦らず、楽しみをつないで毎日を過ごして欲しいと思います。
まとめ 今、あの時に試してみるとよかったかな?と思うこと
さて、少し話が脱線しましたが、娘の症状が軽くなってきた今、どん底の時にしてみるとよかったなと思うことは、
マッサージ
薬も対処もない症状に苦しんでいるわが子を前にして、平気な親はいません。何かにすがろうと、先ほどもお伝えしたように「ODに効くサプリ」や「ODに効く照明器具」といった高額な商品を危うく購入しそうになるほど不安でした。
しかし、マッサージならば家族が簡単にしてあげることができます。子どもさんが嫌がらなければ、会話をする時間にもなりますし、スキンシップもはかれます。何よりお金はかかりませんので、手軽に取り入れられます。
ODを抱えるお子さんをお持ちのご家族の方、ちょっとお子さんの頭を触ってみてください。頭皮が柔らかいのはわが家の娘だけでしょうかね?
もし、ほかにもいらっしゃれば、ぜひ教えていただきたいと思います。
「頭をもむ」と病気が治る! 美顔になる! (綴込付録:「頭皮マッサージ」やり方ポスター)
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不登校と奨学金 身の丈に合った教育を
時代に取り残された浦島太郎のsabi-seijiです。
長女の高校進学にあたり、奨学金を借りるべく検討していた矢先、中学校から奨学金申し込みを希望するかどうかといった調査プリントがやってきました。
改めまして奨学金とはなんぞや?
奨学金制度とは、生徒が進学を希望しているにも関わらず、経済的な理由から学校へ行くことを諦めるといった問題に対して、経済的な支援をしてくれる制度のことです。
国や自治体、企業や銀行が、学費や進学にともなう費用を一時的に肩がわりしてくれる、ありがたい制度です。
おもに、返済しなくてもよい給付型と、返済義務のある貸付型があり、貸付型の中でも無利子のものや、利子を自治体が負担してくれるものなど、さまざまなタイプがあり、支給金額も違います。
わたし自身、高校進学の際に奨学金を利用していましたので、ある程度の知識はあるつもりでした。が!時代の流れとは恐ろしいもので、現在の奨学金制度は様変わりしていて、冒頭の浦島さん状態です。
「日本育英会」の奨学金が変わってた!
わたしが利用していた奨学金制度は、「日本育英会」による給付タイプの奨学金と貸付タイプの奨学金。
給付タイプの奨学金をGETするためには学力実績が必要でしたので、高校生のわたしは、奨学金のためだけに成績を維持しようと、ガリガリ勉強しておりました。目的は不純ですが、おかげで学力はそれなりにつきました。
在学中に制度が変わり、途中から貸付タイプに切り替えましたが、卒業後バイトをしながら毎月コツコツ返済し、結婚前に無事完済。
自分が恩恵を受けた「日本育英会」の奨学金を、長女の進学にも利用しようとHPを思い調べてみたところ…
なんと名称が変わってる!
しかも、
大学院・大学(学部)・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)で学ぶ学生・生徒を対象として、第一種奨学金(無利息)・第二種奨学金(利息付)を貸与しています。
引用元:行政独立法人「日本学生支援機構」
となっていました。
やや!高校で対応しているところが高等専門学校のみになっている!
驚きです。今は制度が変わり、高校の授業料が国からの給付金により実質無料化した種でしょう。
不登校の子供と奨学金の申し込み資格
奨学金の申し込み資格として、よく目にするのが「所得状況」「成績」「健康」この3点です。
そりゃあ奨学金ですから、国や自治体が優秀な人を育てるという投資の意味が大きくありです。返済が滞ったりすると事業としても立ちゆきませんから「できるだけ優秀で、経済的に困っている人をサポートしてあげたい」と条件を設けるのもうなずけます。
この条件をわが家で検討してみました。
わが家は小規模自営業世帯ですから、所得上限はまずクリアすることが多い。
が、問題は長女が不登校だということです。現在は登校できていますので、不登校だったと言うべきでしょう。
1・2年生の頃はテストも受けていませんでしたので、通信簿は空欄も多く、評価は低迷しています。うーん、そこそこの実力はあると思いますが「成績優秀」では…ないですね。
さらに、「起立性調節障害」で不登校の間の欠席理由は「病欠」となっているため、「健康」とは…いえませんね。
これで資格があるといえるかどうか私にはわかりません。そこで、中学校の先生に奨学金について相談してみました。
申し込みだけしてみては?
奨学金の募集資格について、相談をしたいと学校へ申し入れてみたところ、担任の先生と進路指導の先生が対応してくださいました。
奨学金の申し込みをした方はご存知かと思いますが、「申し込み」と一言にいいましても、所得の証明、学力の証明、申し込み理由など、ひとつの申し込みに結構な書類を揃えることになります。もちろん、貸付タイプの場合、保証人の署名も必要です。
成績に明確な条件を設けているところもあり、モノによっては長女の成績ではクリアできないものもあります。
だからこそ条件に合った奨学金に的を絞って応募したいと考えました。
先生は、アッサリと
「奨学金の合否判断の基準は中学校の方からは何ともいえませんので、申し込みだけでもしてみてはいかがですか?」
とお答えくださいました。
「それは承知の上ですが、手当たり次第、申し込めと?先生、随分サラッとおっしゃいますね?(泣)」
思わず心の中でつぶやいてしまいました。 ええ。字を書くのは苦手ですが、書きますとも!頑張り…たい。
しかし、この相談で新たにわかったこともありましたので、結果としては相談してよかったと思います。
なかなか先生との心の距離は縮まらないなぁ。
「県の無利子貸付タイプ」と「自治体の貸付タイプ」の奨学金
数種類ある奨学金の中から、県による無利子貸付タイプの奨学金と自治体による貸付タイプの奨学金に絞って申し込みをしようと決めました。
奨学金の申し込み期限には大きく分けて2種類あります。
◼️ひとつは「中学校在学中の秋」予約採用
これはおそらく、「家庭の経済状況」の審査の対象が昨年の確定申告となるのでは?と想像します。
◼️もうひとつは「高校入学後の春」在学採用
こちらは今年の確定申告が審査対象になるのでしょう。
県の奨学金はいわゆる「予約採用」。中学校在学中の11月に申し込み、卒業時には結果が出るため、早めに奨学金を受けられるというメリットがあります。
対して自治体による貸付タイプの奨学金は「在学採用」学業レベルの条件がほかよりも緩く設定されている上、利子の部分を自治体が負担してくれるため、無利子と同じ条件での貸付となるのです。さらに卒業後、地元で就職すれば元本も無料になるという特典付き。
給付でなくても「無利子」は魅力的です。
県の奨学金が不採用だった場合、自治体の奨学金に申し込みしようと考えています。もしくはその両方。なぜならば娘の望む「県外の全寮制私立高校」は、わが家の経済状況から考えれば高嶺の花なのです。
・身の丈に合った学校を選べばいいのでは?
たしかにその通りです。
しかしそれでは、高校へ入学したものの、また行けなくなってしまうだろうと思います。
多少無理をしてでも、チャンスを与えてあげたいと思いますので、できる限りは手を尽くしたいと思います。
一銭にもならないプライドなどに未練はない!いさぎよくポイっと捨てて、奨学金の申し込み理由には、わが家の困窮具合を目一杯訴えようぞ!
まとめ 不健康で成績がつかない不登校児はどうなるの?
わが子もそうなのですが、不登校の子供達って、公立高校よりも自由度の高い私立や通信高校を選ぶ子が多いかと思います。
=高額orz
それに加えて通信簿は空欄が目立ち、心身ともに健康とは言い難い状況の子も多くいます。
それをサポートできるだけの財力があれば問題はないのですが、パンピーにはツライ。頼みの綱は奨学金なのですが、現状の奨学金支援ではスポットに落ちちゃう家庭も多いのでは?と感じました。
高専には「日本学生支援機構」、親を亡くした子供たちには「あしなが育英会」、ひとり親世帯には「全国母子寡婦福祉団体協議会」
成績や健康に左右されない、不登校や凸凹ちゃんに特化した奨学金があると安心だな、と思いました。
「学校 新学期 行きたくない」検索に足りない「親へのサポート」
こんにちは。自分の子育てに自身が持てず、オロオロしているsabi-seijiです。
新学期前日の息苦しさ
わが家の長女が学校へ行けなくなったのは、まさに2年前のこの時期。今度は次女が同じ「夏休み明けの新学期」を迎えることになりました。
長女の時には知らなかった「中学生ギャップ」も、「不登校」に対する知識も、次女の時には知識として持っている「母OS Ver.10.5」です。こまめにバージョンアップはしてきたので、不都合は解消されているはず…
得ている知識を使いこなせているかは置いといて、どちらもかわいいわが子。できれば同じ轍は踏ませたくはありません。
長女の時にはこれでもか、とくり出していた「宿題終わったのか攻撃」を封印し、無の境地で過ごした夏休みも今日で終わる。
2年前の状況を思い出しては反省ひとしきり、「あの対応はまずかったな」と遠い目をしている母です。
明日の朝が怖い
不登校の子供を持つ保護者さん
あなただけじゃないですよ。
ここにもいます。私もコワイ。
明日は学校に行けるのか否か。不登校がトラウマになっているのは子供だけでなく、親もまたそうかもしれません。
親の気持ちには誰が寄り添うの?
マスコミはこの時期、こぞって「学校へ行きたくない子供たち」に向けてメッセージを流します。「学校 新学期 行きたくない」というキーワードで検索すると「子供に向けたメッセージ」と「そのとき親がとるべき行動」が表示されます。
ここでわたしは疑問を持ちました。
「子供の気持ち」に寄り添った記事は多いけれど、「親の気持ち」に寄り添った記事はないのかな?
「対処」や「アドバイス」はあるけれど、「親の気持ちを受け止めてくれる記事」はどこ?
学校へ行きたくない子供たちの保護者さんへ
子供とともに生活し、毎日奮闘している、そこの悩める保護者さん。
そう、そこのあなた。
あなたは今朝、お子さんが口にした「学校へ行きたくない」の一言に動揺してはいませんか?
「わたし、子育て間違ったかも。」と自分を責めてはいませんか?
学校の連絡を冷静にできた保護者さんも、
「怒って子供を行かせたよ!」という保護者さんも、
怒って、なだめて、助言して
お子さんの言動に、朝の忙しい時間を割いて、自分の時間をお子さんに捧げたのですよね。
まずは心からお疲れさまでした。
そして安心してください。
お子さんが今朝「学校へ行きたくない」と口にしたのは、
決してあなたのせいではありません。
あなたの教育が間違っていたからでもありません。
不登校はひとつの要因だけでなく、さまざまな背景があることの方が多いのですから。
そして、お子さんがあなたに気持ちを打ち明けたのは、あなたを信頼しているからなのです。
あなたは仕事へ向かわなければならないのに、子供が動かない。
イライラするはあたりまえです。
「始業式が始まっちゃう!」
だんだんと、声が大きくなるのも自然なことです。
それでもやっぱりお子さんが家から出ることができなくて、
「どうしたの?」と不安になるのもうなづけます。
学校の先生や他の保護者さん、ご近所さん、社会とつながっているのは保護者さんです。
「甘い」「嫌なことからすぐ逃げる」「心が弱い」といった社会からの圧力や、学校をはじめご近所の視線の中、心おだやかに過ごせる人は少数です。
よく頑張って、踏ん張っていると尊敬します。
わが子が不登校になって学んだこと
怒っても、でかい声出しても、子供は動かない
怒るとあなたが疲れてしまいます。仕事に家事に子育に、しかるべきタイミングで動けるよう、あなたの貴重なエネルギーはとっておきましょう。
後回しにしても支障がない家事やその他のことは、サボっても問題ありません。
子供を受け入れるだなんて、できる人もいりゃ、できない人もいます。慌てて、うろたえて、悲しんで。親も人間、あたりまえです。
まずはひと息、お茶でも飲みながら、一緒に悩みましょう。
まとめ 「子どもへのメッセージ」と一緒に「保護者さんのサポート」を!
保護者さんに「子供の居場所になってあげて。話を聞いてあげて」と言うならば、「保護者の居場所や話を聞いてあげる人や情報」も必要ではないのでしょうか。
「学校 新学期 行きたくない」で検索をかけたとき、「子どもへのメッセージ」と同じように、「親へのアドバイス」や「親がとるべき行動」や「親が原因」といった情報ばかりではなく「保護者の心のサポート」といった情報が表示されることを、sabi-seijiは切に願っています。
マスメディア関連の方、どうかよろしくお願いします。
そうか、そういう記事を書いていけばいいのか。
娘を取り巻く変化についていけない
こんにちは。自分の危機管理能力の足りなさに嫌気がさしているsabi-seijiです。
ここ数年、長女の周りに起こる事柄が、私にとってあまりにも激しすぎて、私の気持ちがついていきません。不登校に実家との確執。睡眠障害にアームカット、そして昨日は、娘の異性に対する思いに驚いてしまいました。
娘も中学3年生ですから、好きな男性がいるかもしれません。私も中学生の頃、友達と好きな先輩を報告し合ってはキャーキャーと騒いでおりました。
むしろ、そのくらいのエネルギーがある方が生活にハリができるでしょうし、反対はしません。
ただ、心配なのはその距離感です。
少しづつ元気になってきていると感じていました。今までクドクドと口を挟んできたことを反省しましたので、最近はなるべく口を挟まずにいようと思っていました。
忘れていました。
娘はいつも、私の想像をはるかに超えてくるのです。
中・高生の不登校「新聞配達のアルバイトってどうよ?」島の新聞配達員のひとりごと
夏バテしても体重が減らない島の新聞配達員sabi-seijiです。
新聞配達のルートは決まっていて、毎日の配達により自然と体が動くようになるため、配達しながら考えごとをするのが日常となっています。
一軒目の配達先から次の配達先まで距離がある島の新聞配達は、考えごとをしながらでも配達できちまうんです。余裕かましてると、時々まちがえますが…
激戦区の配達員さんからは「ミスしてクレームくらうわ!」「そんなことしてたら間に合わんわ!」といったお怒りの声が聞こえてきそうですが、毎日早朝からお疲れ様でございます。
あなた方の頑張りに、小さな島の配達員、尊敬の念を抱いております。
不登校の子のアルバイトに新聞配達ってどうかな?
さてさて、何を考えながらチャリチャリ走っていたかというと、見出しのようなことを考えていたのです。
じつは新聞配達、中・高生が学校へ行きながらできる数少ないアルバイトのひとつなのです。知っていましたか?中学生でもできるんですよ!今日びそんなバイト、なかなかありませんよね。
理由は簡単、配達時間が学校とカブらないから。
不登校の子にとって学校の時間は問題にならないのです。なんたって行っていませんからね。
おすすめする理由をあげてみよう
「所詮はイイトコどりだろ」というご意見はおありかと思いますが、そうとは言い切れないメリットもあるのです。
理由その1. 同級生に会わない
新聞配達は遅くても明け方には終わります。そう。学校へ行く同級生と顔を会わすことはないのです。不安な人はキャップを目深に被り、マスクをして配達しましょう。
万が一、朝練などに向かう同級生と出会ってしまっても、帽子にマスクで新聞配達している人が同級生だなんて、まさか思わないのではないでしょうか。
理由その2. 外に出るきっかけになる
不登校になると、朝と夜が逆転してしまうこともめずらしくはありません。これは日中、同級生が活動している時間帯に「自分は同じことができない」と、罪悪感や無力感を感じてしまうためです。
ならばいっそのこと、朝方まで起きておいて、新聞配達をした後に寝るのはどうでしょう?
中・高生の場合、夜間労働にあたる朝5時以前に働くことは法律上できませんが、毎朝必ず外に出るきっかけになりますし、自転車での配達など、条件によっては運動にもなるため一石二鳥です。上手くいけば、朝方人間に切り替えられるかもしれませんし、今まで目にすることのなかった明け方の景色が堪能できるかもしれません。
理由その3. お給料をもらえる
労働に対しては微々たるものですが、働いた証としてお給料がもらえます。家のお手伝いもいいですが、学生でありながら親以外の人からお給料をいただく経験は、貴重な経験になるとともに人生の強みにもなるでしょう。
理想は置いといて現実的にはどうだろう?
不登校の子供をまじかで見ている親として、「自分で動いて自分で稼ぐ体験ができるくらい元気で、ふっ切れた不登校ライフを送って欲しいな。」という願いがある一方で、それが叶わない現実もまた知っているつもりです。
現実その1. そこまでの気力がない
人に会うことが少ないとはいえ、当然のことながら、同じ配達員さんや配達所の職員とは顔を合わせます。それすらも疲れてしまう…という段階の子には、難しいかなぁとも思います。
また、あくまでも「お手伝い」ではなく「仕事」です。月に一度の休刊日以外、休みはありませんし、雨の日や雪の日、台風の日もあります。やはり根気とやる気は必要になってきますが、毎日同じ作業をコツコツとできる子には向いていると思います。
現実その2. 朝早くから行動できる体力がない
娘のように、心の不調が体調の不調として現れている子は、今は無理せず、ゆっくり休んでください。
配達状況や配達範囲は場所によってさまざまです。部数が多くて大変なところもありますし、階段や坂の多い区域もあります。学生さんは時間や体力を考慮して、配達区域を調整してもらえるとは思いますが、やはり経営者の考えに左右されることが多いと思います。
気力と共に体力も必要ですので、少しづつ体を慣らしていきましょう。
現実その3. 労働とお給料が見合わないことも
毎朝早起きして雨の日も嵐の日も頑張ったのに、お給料が少ない… 。何を隠そう、現役配達員の私もそう思います。他の配達員さんは、このお給料でみんなよく受けてくれていると思います。尊敬とともに感謝です。
少しでも稼ぎたい!という人の副業としては最適な新聞配達ですが、食べ物と住む所が確保されている子どもにとっては、モチベーションが保てないことがあるかもしれません。
まとめ 不登校から抜け出したタイミングならアリかも
中高生が配達員になるためには、本人はもちろん保護者、配達所と所轄の労働基準監督署長の許可が必要です。何より重要なのは自分のやる気と家族の協力です。
・ホームスクーリングを決断した
・通信制の高校へ通い始めた
など、将来への行動ができるようになった上で「働きたいけど、人に会うのは不安で苦手」といった子どもたちのアルバイトとして、新聞配達は「あり」なのではないでしょうか。
配達所はギリギリの人員で動いているため、休めないこともあるでしょうし、他の配達員さんに頼もうにも、時間的に余裕がない場合があります。そんな時には、代理の人を自分が確保する必要があるため、家族にお願いすることもあるでしょう。
また、働く時間帯が暗いことから地域によっては危険なこともありますし、視界の悪い中、かなりのスピードを出して配達する人もいるため危険なこともありますが、地域によって事情は異なるため、配達所や配達員さんに聞いてみましょう。
島の新聞配達所は、不登校の子どもたちだけでなく学生アルバイトも年中ウェルカム!
サポート体制バッチリでお待ちしております!